特許
J-GLOBAL ID:200903090457535303

圧電トランス

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宮本 治彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-290440
公開番号(公開出願番号):特開平9-107135
出願日: 1995年10月11日
公開日(公表日): 1997年04月22日
要約:
【要約】【課題】二次側の接地電位を一次側の接地電位と独立に設定できる圧電トランスを提供する。【解決手段】圧電基板10の上面12および下面14に一次側電極61、62をそれぞれ設け、一次側電極61と62間の領域cと領域dの圧電基板10の厚み方向の分極方向を反対とし、二次側領域bを圧電基板10の長手方向に分極し、二次側領域bの上面12に二次側電極73、75を設け、二次側領域bの下面14に二次側電極74、76を設け、二次側電極73、75間および二次側電極74、76間から出力電力を取り出す。圧電トランス100を1.5波長モードで駆動する。
請求項(抜粋):
第1の主面と前記第1の主面と対向する第2の主面とを有する圧電基板を備え、前記第1の主面の一辺が延在する方向である第1の方向の前記圧電基板の縦振動共振モードを利用する圧電トランスにおいて、前記共振モードが、前記第1の方向に少なくとも1波長以上の応力分布が存在する共振モードであり、前記圧電基板が前記第1の方向において第1の一次側領域と第2の一次側領域と二次側領域とを有し、前記第1の一次側領域と前記第2の一次側領域と前記二次側領域が互いに異なる領域であり、前記第1の一次側領域が、前記第1の方向において前記共振時の前記応力分布の半波長の長さを有し前記共振時に前記第1の方向において正または負のうちいずれか一つの応力が生じる前記圧電基板の第1の所定の領域であって、前記第1の一次側領域の前記第1の主面および第2の主面に第1の一次側電極および第2の一次側電極がそれぞれ互いに対向して設けられ、前記第1の一次側領域の前記第1の一次側電極と前記第2の一次側電極間が前記第1の主面と前記第2の主面間の厚み方向において分極され、前記第2の一次側領域が、前記第1の方向において前記共振時の前記応力分布の半波長以下の長さを有し前記共振時に前記第1の方向において正または負のうちいずれか一つの応力が生じる前記圧電基板の第2の所定の領域であって、前記圧電基板の前記第2の一次側領域の前記第1の主面および前記第2の主面に第3の一次側電極および第4の一次側電極がそれぞれ互いに対向して設けられ、前記第1および第2の一次側電極によって励振される前記共振をさらに増大すべく前記第2の一次側領域が振動するように、前記共振時に前記第2の一次側領域に生じる応力の方向に応じて、前記第2の一次側領域の前記第3の一次側電極と前記第4の一次側電極間が前記厚み方向の所定の方向に分極されていると共に前記第3の一次側電極および前記第4の一次側電極と前記第1の一次側電極および前記第2の一次側電極とが所定の接続状態に電気的に接続され、前記二次側領域に、前記第1の方向において互いに対向する第1の二次側電極と第2の二次側電極とが少なくとも設けられ、前記二次側領域の少なくとも前記第1の二次側電極と第2の二次側電極間が前記第1の方向において分極されていることを特徴とする圧電トランス。

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