特許
J-GLOBAL ID:200903090484579797

組立式伝動Vベルト

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-117825
公開番号(公開出願番号):特開2000-065153
出願日: 1999年04月26日
公開日(公表日): 2000年03月03日
要約:
【要約】【課題】 プーリ巻き付け域と直線域との間において隣接V型ブロックがバンド巻き掛け面での走行方向相対位置を不変に保つようにして摩擦損失を防ぐ。【解決手段】 形ブロック20のバンド(25)巻き掛け面26aとロッキングエッジ27とを形ブロックの高さ方向においてほぼ同じレベルに配置する。直線域にある時、隣り合う形ブロック20はバンド巻き掛け面26aの領域において相互に密着している。プーリ巻き付け域にある時、隣り合う形ブロック20はプーリ巻き掛け円弧に倣うようロッキングエッジ27を回転ピッチとして相互に傾斜(θ)する。この時、当該傾斜の支点がバンド巻き掛け面26aと同レベルのロッキングエッジ27の箇所であるから、隣り合う形ブロック20はバンド巻き掛け面26aの領域において相互に密着し続ける。このため直線域とプーリ巻き付け域との間で走行する時、バンド25がバンド巻き掛け面26a上を滑ることがなく、摩擦損失が発生するという問題を解消することができる。
請求項(抜粋):
プーリV溝の両側壁に摩擦接触する傾斜端面でV形に造形された多数のV形ブロックを、Vベルトが形成されるよう無終端状に連続配置して具え、これらV形ブロックの厚さ方向に貫通して設けたバンド組付け溝に無終端バンドを巻き掛けしてVベルト状に組み立てると共に、隣り合うV形ブロックの対向面のうち少なくとも一方の面にV形ブロックの幅方向へ延在するよう形成したロッキングエッジを回転ピッチとして隣接するV形ブロック同士を相対的に傾斜可能にすることでプーリ巻き掛け円弧に倣い得るようにした組立式伝動Vベルトにおいて、前記無終端バンドの内周面が接触する前記バンド組付け溝内のバンド巻き掛け面と V形ブロックの前記ロッキングエッジとを V形ブロックの高さ方向においてほぼ同じレベルに位置させたことを特徴とする組立式伝動Vベルト。
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 駆動ベルト用の横部材
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-064072   出願人:フアンドールネズトランスミツシイベスローテンフェンノートシャップ
  • 伝動ベルト
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-202786   出願人:日産自動車株式会社
  • 特開平1-098733

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