特許
J-GLOBAL ID:200903090508350354

塩化ビニル樹脂の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉原 達治 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-074247
公開番号(公開出願番号):特開平6-287203
出願日: 1993年03月31日
公開日(公表日): 1994年10月11日
要約:
【要約】【目的】反応系内の流速分布をより均一に近づけつつ、より高い攪拌速度を採用することにより、除熱能力が高く、かつスケール付着および粗粒発生が少なくゾル粘度が良好な微細懸濁重合法または乳化重合法によるペースト用塩化ビニル樹脂の製造方法を提供すること。【構成】反応器の中心軸上に複数の板状攪拌翼からなる攪拌翼列を配置してなる塩化ビニル樹脂の重合装置において、反応器の内径Dに対する下から数えて第1段の攪拌翼先端径dの比d1 /Dを0.5から0.9、下から数えて第n+1段と第n段の攪拌翼先端径dの比dn+1/dn を0.6から1.0、第n段と第n+1段の攪拌翼の交差角度を20°から90°の範囲に夫々設定し、かつ反応器中の所定の測定点で水を用いて測定した軸方向流速に対する円周方向流速の比の分布における最大値と最小値の比が15を超えない限度で極小値を示す攪拌回転数を採用する。
請求項(抜粋):
耐圧反応器の中心軸上に複数の板状攪拌翼からなる攪拌翼列を配置してなる塩化ビニル樹脂の重合装置を使用して、前記攪拌翼列の最下段を第1段とし、順次上方へ向かって第2段、・・、第n段(nは任意の整数)とするとき、前記反応器の内径Dに対する第1段の攪拌翼先端径dの比(d1 /D)を0.5から0.9の範囲で設定し、第n段に対する第n+1段の攪拌翼先端径dの比(dn+1/dn )を0.6から1.0の範囲で設定し、軸方向から見た第n段と第n+1段の攪拌翼の交差角度を20°から90°の範囲で設定し、かつ、前記反応器に所定量の室温の清水を仕込み、前記攪拌翼列を回転させて、所定の直径を有し前記反応器内で中心軸を共有する仮想円筒面上において測定される軸方向流速に対する円周方向流速の比の分布における最大値と最小値の比が15を超えない範囲で極小値を示す攪拌回転速度を採用し、かくして決定される攪拌条件下で塩化ビニルを主体とする単量体の微細懸濁重合または乳化重合を行うことを特徴とする塩化ビニル樹脂の製造方法。
IPC (3件):
C08F 2/00 MDD ,  C08F 2/18 MBF ,  C08F 14/06
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平3-103408
  • 攪拌装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-193003   出願人:神鋼パンテツク株式会社

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