特許
J-GLOBAL ID:200903090522588410

磁歪式トルク検出装置およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 和彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-126522
公開番号(公開出願番号):特開平9-288020
出願日: 1996年04月23日
公開日(公表日): 1997年11月04日
要約:
【要約】【課題】 樹脂ケースまたはコア部材にクラックが発生するのを防止する。【解決手段】 コア部材15の筒状コア片16に複数の溝16C、装着溝16Dを形成すると共に、コイルボビン18を構成する巻線部19の鍔部19Bに複数の溝19Cを形成する。そして、各コア部材15、各コイルボビン18を組み立てた後、これらの外周側に樹脂ケースとしての内側ケーシング24をモールドするときに、溶融樹脂材料が筒状コア片16の各溝16C、装着溝16Dから筒状コア片16内に流入し、鍔部19Bの各溝19Cを通過して、筒状コア片16と巻線部19との間に素早くかつ確実に充填される。
請求項(抜粋):
磁歪シャフトの外周側を取り囲むように少なくとも軸方向に一対設けられた筒状のコア部材と、該各コア部材の内周側に設けられ、筒状に形成された軸部と該軸部の軸方向両端側にそれぞれ形成された鍔部とからなるコイルボビンと、前記磁歪シャフトに作用するトルクを電気信号として検出するために該各コイルボビンの軸部にそれぞれ巻線を巻回してなる励磁および検出コイルと、前記各コア部材、各コイルボビン、励磁および検出コイルを樹脂材料でモールドすることにより一体化して形成した筒状の樹脂ケースとからなる磁歪式トルク検出装置において、前記各コア部材の筒部には、前記樹脂ケースを形成するときの溶融樹脂材料を該各コア部材の内周側に流入させるために、該コア部材の外周側と内周側との間を連通させる流入口を周方向に複数形成したことを特徴とする磁歪式トルク検出装置。

前のページに戻る