特許
J-GLOBAL ID:200903090522695615

肉眼で判読可能な試薬検査細片

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-366590
公開番号(公開出願番号):特開平10-191995
出願日: 1997年12月26日
公開日(公表日): 1998年07月28日
要約:
【要約】【課題】 肉眼で判読可能な発色分析用の細片(ストリップ)。【解決手段】 多重層試薬検査細片により、そこに適用される、ある液体試料中の被検体の濃度が測定される。その試料はその細片に沿って整列する多数のアッセイ領域に導かれ、そのアッセイ領域では被検体は試薬と反応して色の変化を生じることができる。各アッセイ領域は更には、色変化反応についての阻害剤をも含む。阻害剤濃度は連なるアッセイ領域内で増加してゆき、このことにより色が変化した領域数が被検体の測定値となる。この検査細片は、特に全血液試料中のグルコースを測定するのに適用される。好ましい態様では、試料は膜の選択された領域を圧縮することにより形成される通路に沿ってアッセイ領域に導かれ、そしてそれらのアッセイ領域は膜の非圧縮領域である。
請求項(抜粋):
細片に適用される生物学的液体の試料中の被検体の濃度を測定するための、細長い多重層試薬検査細片であって、a)該試料を受け入れるための通し孔を有する下端層;b)該下端層に面する試料側面およびその反対側の検査用側面を有し、かつその長さに沿って整列され、非吸水性領域により分けられる複数の別個の吸水性アッセイ領域を有し、そして該被検体と反応して色変化を生じることができる一つの試薬を含む膜層であって、該試薬がi)該被検体と相互作用して過酸化水素を形成する第一構成成分;ii)該過酸化水素と相互作用して色変化をもたらす第二構成成分;およびiii)該第二構成成分の色の変化を阻害する第三構成成分;を含む膜層;c)下端層と膜層との間の中間層;ならびにd)該細片に沿う試料の分散のための測定手段であって、膜表面を通して試料を吸水性アッセイ領域へと導くための中間層内に形成される液体輸送チャネルを含む測定手段、を含んでなり、阻害剤濃度は該細片の第一末端からの距離と共に予め決定された様式で増加し、そのため、ある試料が色変化をもたらす場合には、その試料内には対応して増加する被検体濃度が含まれなければならず、このことにより、ある試料が該細片に適用される場合には一つもしくは複数のアッセイ領域が色変化を生じることがあってよく、そして該第一末端から最も離れた色変化領域が該試料中の該被検体濃度を示す、細片。
IPC (3件):
C12Q 1/26 ,  C12Q 1/00 ,  C12Q 1/54
FI (3件):
C12Q 1/26 ,  C12Q 1/00 C ,  C12Q 1/54

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