特許
J-GLOBAL ID:200903090525416890

ブレーキシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 神戸 典和 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-038000
公開番号(公開出願番号):特開平8-230642
出願日: 1995年02月27日
公開日(公表日): 1996年09月10日
要約:
【要約】【目的】ポンプ室とブレーキシリンダとの間に逆止弁である吸入弁が存在するにもかかわらず、リザーバ室が空であるときに作動液がポンプ室から吸入弁を経てブレーキシリンダに向かって流れることを可能にし、ブレーキシリンダにおける真空引きによってポンプ室のエア抜きを可能にする。【構成】吸入通路126内に開弁部材154を軸方向に移動可能に設け、リザーバ室96が空であるときにリザーバピストン94の作動力を開弁部材154により吸入弁130に伝達し、ボール136を弁座138から離間させる。この状態で第3電磁弁72を励磁して開けば、後輪ブレーキシリンダ26からの真空引きによってポンプ室118のエア抜きが可能となる。
請求項(抜粋):
(a) 圧力源と、(b) ブレーキシリンダと、(c) ハウジングにリザーバピストンが摺動可能に嵌合されることにより、作動液を蓄えるリザーバ室が形成され、そのリザーバピストンが弾性部材によりリザーバ室の容積が減少する向きに付勢されているリザーバと、(d) それら圧力源,ブレーキシリンダおよびリザーバの間に設けられ、ブレーキシリンダの液圧を電磁的に制御する電磁液圧制御装置であって、ブレーキシリンダをリザーバに接続することによってブレーキシリンダを減圧するものと、(e) その減圧の際にブレーキシリンダからリザーバに排出された作動液を汲み上げ、その汲み上げた作動液を圧力源とブレーキシリンダとの少なくとも一方に向かって吐出するポンプと、(f) そのポンプと前記リザーバとの間に設けられ、弁子およびそれが着座すべき弁座を有し、リザーバからポンプへの作動液の流れは許容するがその逆向きの流れは阻止する逆止弁である吸入弁とを備えたブレーキシステムにおいて、前記リザーバ室内に汲み上げるべき作動液が実質的に存在しないときに前記リザーバピストンの作動力を前記吸入弁に伝達してそれの弁子と弁座とを相対的に離間させる吸入弁制御機構を設けたことを特徴とするブレーキシステム。

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