特許
J-GLOBAL ID:200903090527515437

鉱物の定量方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-150900
公開番号(公開出願番号):特開平7-012760
出願日: 1993年06月22日
公開日(公表日): 1995年01月17日
要約:
【要約】【目的】 試料に標準物質を添加することなく、測定効率を向上できる鉱物の定量方法を提供する。【構成】 試料を粉末化して、粉末X線回折法で試料粉末の回折線強度を測定し、石英による各反射ピークの回折線強度比から、試料中の石英の結晶度指数を求める。結晶度指数が明かな石英粉末について同一条件で最強X線強度を測定する。求めた石英粉末の最強X線強度を、石英粉末の結晶度指数と試料に含まれる石英の結晶度指数との相対比に応じて補正し、試料中の石英の最強X線強度を求める。試料中の石英の回折線強度と、試料中の石英の最強X線強度とを比較し、試料の石英質量比を求める。さらに、試料中の目的鉱物の回折線強度と、試料中の石英の回折線強度と、試料の石英質量比とを検量線と比較し、目的鉱物の質量比を求める。
請求項(抜粋):
以下の工程を具備することを特徴とする鉱物の定量方法。(a)測定すべき試料を粉末化する工程、(b)粉末X線回折法により、前記試料粉末の回折線強度を測定し、試料中の石英によるピークの回折線強度比から、試料に含まれる石英の結晶度指数を求める工程、(c)結晶度指数が判明している石英粉末について、粉末X線回折法により同一条件で最強X線強度を測定する工程、(d)石英粉末について求めた最強X線強度を、前記石英粉末の結晶度指数と試料に含まれる石英の結晶度指数との相対比に応じて補正し、試料中に含まれる石英の最強X線強度を求める工程、(e)試料中の石英の回折線強度と、試料中の石英についての最強X線強度とを比較し、試料の石英質量比を求める工程、(f)試料に含まれている目的鉱物の回折線強度と、試料に含まれている石英の回折線強度と、試料の石英質量比とを、予め求めた検量線と比較し、目的鉱物の質量比を求める工程。

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