特許
J-GLOBAL ID:200903090573325421

メタンに富むガス状原料を液化して液化天然ガスを得る方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川原田 一穂
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-501992
公開番号(公開出願番号):特表2006-516715
出願日: 2004年01月30日
公開日(公表日): 2006年07月06日
要約:
メタンに富むガス状原料(20)を主熱交換器(1)中、蒸発する冷媒で冷却し、液化して液化流(23)を得た後、該液化流(23)を液化製品(80)として貯蔵用に送る。本方法は、1セットの制御変数の少なくとも1つを制御しながら、1セットのパラメーターの少なくとも1つを最適化するため、1セットの操作変数に対して同時の制御動作を決めるモデル予測制御に基づく高度処理制御器を用いて、冷媒の組成及び量を調節する工程及び前記液化法を制御する工程を含む。ここで前記操作変数のセットには、重質冷媒フラクション(52)の質量流量、軽質冷媒フラクション(59)の質量流量、冷媒成分組成(26)の量、冷媒の取出し(54)量、冷媒圧縮機(30、32)の処理能力、及びメタンに富む原料(20)の質量流量が含まれ、前記制御変数のセットには、主熱交換器(1)の暖端部(3)の温度差、液化天然ガス(23)の温度に関する変数、分離器(45)に入る冷媒の組成、主熱交換器(1)のシェル内の圧力、分離器(45)内の圧力、及び分離器(45)内の液体水準が含まれ、かつ前記最適化すべき変数のセットには、液化製品(80)の生産量が含まれる。
請求項(抜粋):
(a)メタンに富むガス状原料を高圧で主熱交換器の暖端部に供給し、該ガス状原料を、蒸発する冷媒により冷却し、液化し、更に過冷却して、液化流とした後、主熱交換器の冷端部から液化流を取り出し、該液化流を液化製品として貯蔵用に送る工程、 (b)蒸発した冷媒を主熱交換器のシェル側の暖端部から取り出す工程、 (c)該蒸発した冷媒を少なくとも1つの冷媒圧縮機で圧縮して、高圧冷媒を得る工程、 (d)該高圧冷媒を一部凝縮し、この一部凝縮した冷媒を分離器で液体重質冷媒フラクション及びガス状軽質冷媒フラクションに分離する工程、 (e)該重質冷媒フラクションを主熱交換器の第二管側で過冷却して、過冷却重質冷媒流とし、該重質冷媒流を減圧下で主熱交換器のシェル側の中央点に導入し、更に該重質冷媒流をシェル側で蒸発させる工程、及び (f)該軽質冷媒フラクションの少なくとも一部を、主熱交換器の第三管側で冷却し、液化し、更に過冷却して、過冷却軽質冷媒流とし、該軽質冷媒流を減圧下で主熱交換器のシェル側の冷端部に導入し、更に軽質冷媒流をシェル側で蒸発させる工程、 を含む、メタンに富むガス状原料を液化して液化製品を得る方法において、1セットの制御変数の少なくとも1つを制御しながら、1セットのパラメーターの少なくとも1つを最適化するため、1セットの操作変数に対して同時の制御動作を決めるモデル予測制御に基づく高度プロセス制御器を用いて、冷媒の組成及び量を調節する工程及び該液化方法を制御する工程を更に含むことを特徴とし、該操作変数のセットは、重質冷媒フラクションの質量流量、軽質冷媒フラクションの質量流量、冷媒成分組成物の量、冷媒の取出し量、冷媒圧縮機の処理能力、及びメタンに富む原料の質量流量を含み、該制御変数のセットは、主熱交換器の暖端部の温度差、液化天然ガスの温度に関する変数、工程(d)の分離器に入る冷媒の組成、主熱交換器のシェル内の圧力、工程(d)の分離器内の圧力、及び工程(d)の分離器内の液体水準を含み、かつ該最適化すべき変数のセットは、液化製品の生産量を含む該液化方法。
IPC (1件):
F25J 1/00
FI (1件):
F25J1/00 B
Fターム (3件):
4D047AA10 ,  4D047CA06 ,  4D047CA15
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 国際特許出願公開No.99/31448

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