特許

J-GLOBAL ID：200903090708417020

車体速度推定装置及び推定車体速度を用いたタイヤ状態検知装置

発明者： 内藤 俊治 ,  神谷 雅彦 ,  田口 健康 ,  藤原 健治
出願人/特許権者： 日本電装株式会社
代理人 (1件)： 碓氷 裕彦
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平5-065549
公開番号（公開出願番号）：特開平6-278419
出願日： 1993年03月24日
公開日（公表日）： 1994年10月04日
要約：

【要約】【目的】 車両の絶対速度を簡易な構成で精度良く推定する車体速度推定装置と、推定された絶対車体速度を用いて、タイヤ空気圧,タイヤの種類,タイヤの磨耗状態等のタイヤ状態を高精度に検知することが可能なタイヤ状態検知装置を提供すること。【構成】 車両の前輪及び後輪の車輪速度信号の周波数成分の位相遅れを、両信号の相互相関より求める。この位相遅れと車両のホイールベースとにより車体の絶対速度を推定する。さらに、推定された絶対速度と各車輪の車輪速度とから各車輪の走行時の回転半径である動負荷半径を求める。この動負荷半径によりタイヤの空気圧の検出や、車両のばね下の共振周波数との組合せで、タイヤの種類やタイヤの磨耗量を検知する。

請求項（抜粋）：

車両の前輪及び後輪に対応して設けられ、車両の走行時に、車両のばね下の振動周波数成分を含む信号を出力する第1及び第2の出力手段と、前記第1及び第2の出力手段が出力する信号に基づき、車両の前輪と後輪とのばね下振動周波数成分の相互相関から前記第1及び第2の出力手段が出力する信号間の位相差を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された位相差と車体のホイールベースの長さとに基づき、車体の絶対速度を推定する絶対速度推定手段とを備えたことを特徴とする車体速度推定装置。