特許
J-GLOBAL ID:200903090783973132

優れた熱間加工性を有する高マンガン鋼、および亀裂を生じないで高マンガン熱間圧延鋼板を製造する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浅村 皓 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-525102
公開番号(公開出願番号):特表平8-507107
出願日: 1995年03月25日
公開日(公表日): 1996年07月30日
要約:
【要約】熱間加工性に優れた高マンガン鋼が開示され、この高マンガン鋼では少量の合金元素がFe-Mn-Al-C系の高マンガン鋼に添加されて柱状結晶粒界の破壊強度が向上されて熱間加工性の向上を実現するようになされる。更に、高マンガン熱間圧延鋼板を製造する方法が開示され、この方法では上述の高マンガン鋼が熱間圧延時にその初期熱間圧延条件を制御されて、大きな亀裂が熱間圧延鋼板の縁部および表面に発生しないようになされる。いかなる亀裂も生じないで熱間圧延高マンガン鋼を製造する方法は以下の段階を含む。すなわち、この製造方法は、0.0005〜0.04%のB、0.0005〜0.050%のTi、0.0005〜0.050%のZr、0.0005〜0.040%のLa、0.0005〜0.040%のCe、および0.0005〜0.030%のCaからなる群の中から選択された1つ以上の元素を含む通常のFe=Mn-Al-C系鋼のインゴットまたは連続鋳造スラブを準備し、このインゴットまたは連続鋳造スラブを1150〜1300°Cの温度範囲まで加熱し、全圧延比が40%に達するまで1回の通過当たり7%未満の小さな圧延比で且つまた1回の通過当たり2.0/秒未満の平均歪み率を与えて熱間圧延を実施し、および40%の全圧延比に達した後、大きな圧延比で熱間圧延を実施する諸段階を含む。
請求項(抜粋):
優れた熱間加工性を有する高マンガン鋼であって、重量%で、 1.5%未満のC、15.0〜35.0%のMn、0.1〜6.0%のAl、および残部のFeおよびその他の不可避的不純物で構成されたFe-Mn-Al-C鋼を含み、 更に0.0005〜0.04%のB、0.0005〜0.050%のTi、0.0005〜0.050%のZr、0.0005〜0.040%のLa、0.0005〜0.040%のCe、および0.0005〜0.030%のCaからなる群の中から選択された1つ以上の元素を含み、高温度での断面減少率が40%以上である高マンガン鋼。
IPC (5件):
C22C 38/00 302 ,  C21D 8/02 ,  C22C 38/14 ,  C22C 38/38 ,  C22C 38/58
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭57-114644
  • 特開平2-104633

前のページに戻る