特許
J-GLOBAL ID:200903090791778683

Vプーリの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-105945
公開番号(公開出願番号):特開平8-300082
出願日: 1995年04月28日
公開日(公表日): 1996年11月19日
要約:
【要約】【目的】 仮に帯状の熱間圧延鋼板の板厚の精度がばらついていても、プレス工程の途中で熱間圧延鋼板の板厚の精度のばらつきを吸収することによりポリVプーリの回転変動を防止することが可能なポリVプーリの製造方法を提供する。【構成】 フランジ整形工程で円筒形状の基体部25の一端部に円環形状のフランジ部24を成形した。さらに、フランジ整形工程の次の端面整形工程で、熱間圧延鋼板の板厚よりも板厚が薄い円筒形状の基体部25、この基体部25よりも軸心方向に延長された円錐台形状の連結部26、および基体部25の他端部に基体部25の板厚よりも板厚が薄い最小径部27を成形した。その後に、すり割り工程で連結部26の傾斜面よりすり割りパンチ62を打ち込んで他方のガイド被成形部を成形し、外径抜き工程でフランジ部24を縁取りした。これにより、ポリVプーリの成形に不要なボリュームをワークより取り除いた。
請求項(抜粋):
外周側にVベルトの両側を規制する一対のベルトガイドを備えたVプーリの製造方法において、(a)帯板状の金属素材を円盤形状に打抜くことにより、前記金属素材から円盤形状のプーリ素材を切り取る第1プレス工程と、(b)この第1プレス工程で製造されたプーリ素材に丸穴をあけると共に、そのプーリ素材の一端側を絞り加工して、そのプーリ素材の一端側に前記金属素材よりも板厚の薄い円環形状のフランジ部を成形する第2プレス工程と、(c)この第2プレス工程で製造されたプーリ素材の他端側をしごき加工して、前記フランジ部の内周より軸心方向に、前記金属素材よりも板厚の薄い円筒形状の基体部、およびこの基体部よりも先端側に、最も外径の小さい円筒形状の最小径部を成形する第3プレス工程と、(d)この第3プレス工程で製造されたプーリ素材から余分なボリュームを取り除いて、そのプーリ素材を前記一対のベルトガイドを成形する基礎となる一対のガイド被成形部を有する所定の円筒形状に成形する第4プレス工程とを備え、前記一対のガイド被成形部のうちの一方のガイド被成形部は、前記第3プレス工程で製造されたプーリ素材のフランジ部を縁取りして前記基体部の一端部に成形され、前記一対のガイド被成形部のうちの他方のガイド被成形部は、前記第3プレス工程で製造されたプーリ素材の基体部の前記最小径部側の外周面をすり割り加工して前記基体部の他端部に成形されることを特徴とするVプーリの製造方法。

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