特許
J-GLOBAL ID:200903090791900543

内燃機関の可変バルブタイミング機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-085119
公開番号(公開出願番号):特開平9-324613
出願日: 1997年04月03日
公開日(公表日): 1997年12月16日
要約:
【要約】【課題】 内燃機関の始動性を確保すると共に、バルブタイミングの可変領域を拡大することができる内燃機関の可変バルブタイミング機構を提供する。【解決手段】 可変バルブタイミング(VVT)機構10は、吸気バルブのバルブタイミングを変更する。VVT機構10は、クランクシャフトに駆動連結されたスプロケット11と、吸気側カムシャフトに固定されたリアプレートと、同プレートに固定されたロータ12とを備える。スプロケット11は等角度間隔を隔てて配置された凸部115と各凸部115の間に形成された凹部114を有する。一つの凸部115は収容孔117を有し、同孔117はロックピン20を摺動可能に収容する。ロックピン20はロータ20が最遅角位置から所定角度αだけ進角側に回転した状態でリアプレートに形成されたロック凹部145に係合し、スプロケット11とリアプレートとの相対回動を規制する。
請求項(抜粋):
内部に少なくとも1つの凹部を有する第1回転体と、前記凹部を第1圧力室と第2圧力室とに区画する複数のベーンを有するとともに相対回動可能に前記第1回転体と組み合わせられる第2回転体と、前記第1回転体または前記第2回転体の一方を内燃機関の基準回転位相にて同期回転させる駆動軸と、前記第1回転体または前記第2回転体の他方と連動する被駆動軸と、前記被駆動軸によって開弁位置または閉弁位置に選択的に駆動されるバルブとを備え、前記第1圧力室及び前記第2圧力室に印加される圧力によって前記第1回転体と前記第2回転体とを相対回動させ、前記内燃機関の基準回転位相に対する前記被駆動軸の回転位相を変更することによって前記被駆動軸により駆動される前記バルブのバルブタイミングを変更する内燃機関の可変バルブタイミング機構において、前記内燃機関の始動時に、前記凹部の略中間に位置する前記内燃機関の始動時対応位置にて前記ベーンを保持して前記第1回転体と前記第2回転体との相対回動を規制するとともに、前記内燃機関の始動時から所定時間が経過した後にその規制を解除する相対回動規制手段を更に備えたことを特徴とする内燃機関の可変バルブタイミング機構。

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