特許
J-GLOBAL ID:200903090793740560

磁気記録媒体用ポリエステルフイルム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 純博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-096656
公開番号(公開出願番号):特開平5-298670
出願日: 1992年04月16日
公開日(公表日): 1993年11月12日
要約:
【要約】【目的】 走行性、電磁変換特性、保存耐久性等に優れた磁気記録媒体の製造に有用なポリエステルフイルムを提供する。【構成】 ポリエステルフイルムの表面に平均粒径0.1μm以下の微粒子を含有する連続薄膜(磁性層のプライマー)が塗設してあり、該薄膜には平均粒径0.06μm未満の微粒子による微小突起が1×106 個/mm2 以上、平均粒径0.06μm以上の大突起が1.05×104 個/mm2 以上、かつバインダー樹脂のみの微小突起が1×10〜1×104 個/mm2 の割合で存在し、全体の表面粗さが1〜10nm、樹脂のみによる薄膜部の表面粗さが1.1nm以下であり、かつ該薄膜は160°Cで5分間加熱したときのオリゴマー析出率を0.8%以下に抑制できるものであることを特徴とする磁気記録媒体用ポリエステルフイルム。
請求項(抜粋):
ポリエステルフイルムの一つの表面に連続薄膜よりなる磁性層のプライマー層が塗設してあり、該プライマー層の連続薄膜の表面には(A)平均粒径0.06μm未満の粒子を核とする高さ13nm以下の小突起と(B)平均粒径0.06μm以上の粒子を核とする高さが30nm以下の大突起と(C)プライマー層を形成する樹脂のみによる最大長径が0.30μm以下の微小突起とが形成されており、これら突起の数が下記式【数1】A<SB>N </SB>≧1.0×10<SP>6 </SP>(個/mm<SP>2 </SP>)B<SB>N </SB>≧1.05×10<SP>4 </SP>(個/mm<SP>2 </SP>)A<SB>N </SB>≦-3.4 ×10<SP>2 </SP>・B<SB>N </SB>+13.6×10<SP>6 </SP>(個/mm<SP>2 </SP>)1.0 ×10(個/mm<SP>2 </SP>)≦C<SB>N </SB><1.0 ×10<SP>4 </SP>(個/mm<SP>2 </SP>)(ただし、A<SB>N </SB>は小突起の数(個/mm<SP>2 </SP>)、B<SB>N </SB>は大突起の数(個/mm<SP>2 </SP>)、C<SB></SB><SB>N </SB>は微小突起の数(個/mm<SP>2 </SP>)である。)を満足し、前記プライマー層を形成する樹脂のみによる連続薄膜の微小表面粗さRa<SP>s</SP>が1.10nm以下であり、さらに前記連続薄膜の表面粗さRaが1〜10nmであり、そして前記連続薄膜はフイルムを160°Cで5分間空気中で連続加熱したときにフイルム表面上のポリエステルオリゴマー微結晶の析出率を0.8%以下に抑制できるものであることを特徴とする磁気記録媒体用ポリエステルフイルム。
IPC (5件):
G11B 5/704 ,  B32B 27/14 ,  B32B 27/36 ,  C08J 7/04 CFD ,  C08L 67:03
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平3-140241

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