特許
J-GLOBAL ID:200903090815473676
電力変換装置の制御装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
外川 英明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-051140
公開番号(公開出願番号):特開平9-247942
出願日: 1996年03月08日
公開日(公表日): 1997年09月19日
要約:
【要約】【課題】 複数の変換器の交流出力を変圧器により直列に接続して、交流電圧検出器で交流電圧を検出し、それを積分した磁束を制御要素として用いて運転する電力変換装置において、安価な磁束検出手段を提供する。【解決手段】 互いに絶縁されたU相、V相、W相の二次巻線を有する複数の変圧器2A〜2Dのそれぞれの二次巻線に交流出力が接続される複数の単位変換器3A〜3Dを備え、複数の変圧器の一次巻線を直列接続して交流出力を得るようにした電力変換装置において、単位変換器に印加される直流電圧を直流電圧検出器36で検出し、該検出電圧と、単位変換器のオンオフパターンとから交流出力電圧を演算し、これを積分して変圧器の磁束を求める。
請求項(抜粋):
自己消弧形スイッチング素子をブリッジ接続して成り、直流を交流に変換する複数の単位変換器と、該複数の単位変換器の交流端子にそれぞれの二次巻線が接続され、それぞれの一次巻線を各相毎に直列接続して出力を取出す複数の変圧器で構成された電力変換装置において、前記直列接続された一次巻線が接続される交流系統電圧を検出し、この検出電圧に基づいて前記直列接続された一次巻線が出力すべき相電圧の指令値を演算する手段と、前記相電圧の指令値に応じて階段状に変化する運転すべき前記単位変換器の出力数の指令値を演算する手段と、前記複数の変圧器の各相二次巻線に鎖交する磁束に相当する量を検出する手段と、検出された各相二次巻線に鎖交する磁束に相当する量の大小関係を判別する大小比較手段と、該大小比較手段の出力と前記単位変換器の出力数の指令値を演算する手段の出力に基づいて前記単位変換器の自己消弧形スイッチング素子のオンオフの指令値を演算する手段を備え、前記直列接続された一次巻線が出力すべき相電圧が、前記相電圧の指令値に追従して階段状に変化するように制御する電力変換装置の制御装置において、前記磁束に相当する量を検出する手段を、前記電力変換装置の直流電圧に相当する量を検出する電圧検出器と、該電圧検出器の出力と前記単位変換器の自己消弧形スイッチング素子のオンオフ指令とから前記単位変換器の交流出力電圧に相当する量を演算する手段と、前記交流出力電圧に相当する量を積分する積分器から構成し、該積分器の出力から前記変圧器の各二次巻線に鎖交する磁束に相当する量を得ることを特徴とする電力変換装置の制御装置。
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