特許
J-GLOBAL ID:200903090848786335

スピロケタール誘導体及び該誘導体の治療薬としての使用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川口 義雄 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-529086
公開番号(公開出願番号):特表2000-505442
出願日: 1997年02月12日
公開日(公表日): 2000年05月09日
要約:
【要約】本発明は、式(I)〔式中R1、R2、R4、R5及びR6は様々な置換基であり、R3は窒素、酸素及び硫黄の中から選択された1個、2個、3個または4個のヘテロ原子を有する、場合によっては置換された5または6員芳香族複素環基であり、R9a及びR9bはそれぞれ独立に水素またはC1〜4アルキルであり、またはR9aとR9bとは一緒になって、これらが結合する炭素原子と共にC5〜7環を構成し、mは0、1、2または3であり、nは0、1、2または3であり、ただしmとnとの合計は2または3である〕の化合物とその医薬に許容可能な塩に係わる。本発明の化合物は、痛み、炎症、片頭痛、嘔吐及び帯状庖疹後神経痛の治療または子防に特に有用である。
請求項(抜粋):
式(I)〔式中R1は水素、ハロゲン、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜7シクロアルキル、C3〜7シクロアルキルC1〜4アルキル、C1〜6アルコキシ、フルオロC1〜6アルキル、フルオロC1〜6アルコキシであるか、C1〜4アルコキシまたはヒドロキシ基によって置換されたC1〜4アルキルであるか、ヒドロキシ、トリメチルシリル、ニトロ、CN、SRa、SORa、 SO2Ra、CORa、CO2Ra、CONRaRb、NRaRb、SO2NRaRb、またはOC1〜4アルキルNRaRbであり、その際Ra及びRbはそれぞれ独立に水素またはC1〜4アルキルであり、R2は水素、ハロゲン、C1〜6アルキルであるか、C1〜4アルコキシによって置換されたC1〜6アルコキシであるか、またはトリフルオロメチルであり、またはR1及びR2が隣接する炭素原子に結合する場合R1とR2とは一緒になって、これらが結合する炭素原子と共に5または6員環を構成し得、前記環は場合によっては、酸素、硫黄及び窒素の中から選択された1個もしくは2個のヘテロ原子かまたはS(O)、S(O)2及びNRaの中から選択された1個もしくは2個の基を有し、また前記環は一つまたは二つの二重結合も有し得、その際Raは先に規定したとおりであり、R3は窒素、酸素及び硫黄の中から選択された1個、2個、3個または4個のヘテロ原子を有する5または6員芳香族複素環基であり、この基は場合によっては、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜7シクロアルキル、C3〜7シクロアルキルC1〜4アルキル、トリフルオロメチル、OCF3、NO2、CN、SRa、SORa、SO2Ra、CORa、CO2Ra、フェニル、-(CH2)rNRaRb、-(CH2)rNRaCORb、-(CH2)rCONRaRb及びCH2C(O)Raの中から選択された基によって置換され、その際Ra及びRbはそれぞれ独立に水素またはC1〜4アルキルであり、rは0、1または2であり、R4は水素、ハロゲン、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜7シクロアルキル、C3〜7シクロアルキルC1〜4アルキル、C1〜6アルコキシであるか、C1〜4アルコキシ基によって置換されたC1〜4アルキルであるか、トリフルオロメチル、ニトロ、CN、SRa、SORa、SO2Ra、CORa、CO2Ra、またはCONRaRbであり、その際Ra及びRbは先に規定したとおりであり、R5は水素、ハロゲン、C1〜6アルキルであるか、C1〜4アルコキシによって置換されたC1〜6アルコキシであるか、またはトリフルオロメチルであり、R6は水素、CORa、CO2Ra、COCONRaRb、COCO2Raであるか、またはCO2Ra、CONRaRb、ヒドロキシ、CN、CORa、NRaRb、C(NOH)NRaRb、CONHフェニル(C1〜4アルキル)、COCO2Ra、CONHNRaRb、C(S)NRaRb、CONRaC1〜6アルキルR12、CONR13C2〜6アルケニル、CONR13C2〜6アルキニル、COCONRaRb、CONRaC(NRb)NRaRb、CONRaヘテロアリール、及びフェニル(このフェニルはC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、ハロゲン及びトリフルオロメチルの中から選択された1個、2個または3個の置換基によって任意に置換される)の中から選択された基によって任意に置換されたC1〜6アルキルであり、またはR6は式-CH2C≡CCH2NR7R8(式中R7及びR8は後に規定するとおりである)の基であり、またはR6はオキソによって任意に置換されたC1〜6アルキル、または2個もしくは3個の窒素原子を有する5員もしくは6員複素環によって置換されたC1〜6アルキルであり、前記複素環は=Oまたは=Sによって任意に置換され、かつ式ZNR7R8の基によって任意に置換され、前記式中ZはC1〜6アルキレンまたはC3〜6シクロアルキルであり、R7は水素、C1〜4アルキル、C3〜7シクロアルキル、C3〜7シクロアルキルC1〜4アルキル、またはC1〜4アルコキシもしくはヒドロキシルによって置換されたC2〜4アルキルであり、R8は水素、C1〜4アルキル、C3〜7シクロアルキル、C3〜7シクロアルキルC1〜4アルキルであるか、またはC1〜4アルコキシ、ヒドロキシル、もしくはN、O及びSの中から選択された1個もしくは2個のヘテロ原子を有する4、5もしくは6員脂肪族複素環によって置換されたC2〜4アルキルであり、またはR7、R8、及びこれらが結合する窒素原子は、ヒドロキシ及びC1〜4アルコキシ(このC1〜4アルコキシはC1〜4アルコキシまたはヒドロキシル基によって任意に置換される)の中から選択された1個または2個の基によって任意に置換され、かつ場合によっては二重結合を有する環原子4〜7個の脂肪族複素環を構成し、この環は場合によっては、酸素もしくは硫黄環原子、基S(O)もしくはS(O)2、またはNHもしくはNRc部分の一部である第二の窒素原子を有し得、その際RcはヒドロキシまたはC1〜4アルコキシによって任意に置換されたC1〜4アルキルであり、またはR7、R8、及びこれらが結合する窒素原子は環原子6〜12個の非芳香族アザ二環式環系を構成し、またはZ、R7、及びこれらが結合する窒素原子は環原子4〜7個の脂肪族複素環を構成し、この環は場合によっては酸素環原子を有し得、R9a及びR9bはそれぞれ独立に水素またはC1〜4アルキルであり、またはR9aとR9bとは一緒になって、これらが結合する炭素原子と共にC5〜7環を構成し、R12はORa、CONRaRbまたはヘテロアリールであり、R13はHまたはC1〜6アルキルであり、mは0、1、2または3であり、nは0、1、2または3であり、ただしmとnとの合計は2または3である〕の化合物またはその医薬に許容可能な塩。
IPC (9件):
C07D498/10 ,  A61P 1/08 ,  A61P 11/00 ,  A61P 19/00 ,  A61P 25/00 ,  A61P 25/06 ,  A61P 29/00 ,  A61P 43/00 ,  A61K 31/5386
FI (9件):
C07D498/10 S ,  A61K 31/00 601 E ,  A61K 31/00 611 ,  A61K 31/00 619 ,  A61K 31/00 625 ,  A61K 31/00 626 A ,  A61K 31/00 629 ,  A61K 31/00 643 D ,  A61K 31/535 609

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