特許
J-GLOBAL ID:200903090901227998

耐熱性に優れた展伸用アルミニウム合金およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 椎名 彊 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-031125
公開番号(公開出願番号):特開平7-242976
出願日: 1994年03月01日
公開日(公表日): 1995年09月19日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、自動車、鉄道車両、船舶等輸送分野において、エンジン部品、コンプレッサー等の機械部品用材料として200°C以上の高温雰囲気の下で使用される耐熱性に優れた展伸用アルミニウム合金およびその製造方法に関するものである。【構成】 本発明は、高温強度向上に寄与するFe,Niの単独含有量を限定するとともに、FeとNi間に量的相互関係を規定すること、さらに、固溶強化、析出強化の両者に効果のあるCu、析出強化元素のMg,Si、結晶粒微細化効果を有するTiを含有すること、さらには必要に応じて高温での回復・再結晶抑制効果を有するMn,Zr,Vを共存させることによって、高温強度に優れた展伸用アルミニウム合金が得られる。【効果】 本発明合金は、250°Cの高温においても、従来の2218合金、2219合金、2618合金を上回る154N/mm2 以上の高い耐力を発揮する。したがって自動車用エンジン部品をはじめとする高温環境下で使用される機械部品に非常に適した材料となり得る。
請求項(抜粋):
重量%で、Cu:1.5 〜4.0%Mg:1.0 〜2.0%Si:0.1 〜0.7%Fe:0.1 〜0.7%Ni:0.5 〜1.5%Ti:0.04〜0.2%を含有し、かつFeとNiが、0.4Fe+0.6Ni≦1.0の関係を有し、残部がAlおよび不可避不純物からなる耐熱性に優れた展伸用アルミニウム合金。
IPC (3件):
C22C 21/12 ,  B22D 11/00 ,  C22F 1/057

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