特許
J-GLOBAL ID:200903090918558602

内燃機関のバルブタイミング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 橋本 剛 ,  小林 博通 ,  富岡 潔
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-062734
公開番号(公開出願番号):特開2004-270555
出願日: 2003年03月10日
公開日(公表日): 2004年09月30日
要約:
【課題】リンクの可動部や、可動案内部と渦巻き状ガイドの係合部のより確実な潤滑と、これらの組付隙間による振動、騒音の発生防止を図る。【解決手段】駆動リング5に中間回転体19の外周を覆うように筒状部材40を一体に取り付け、筒状部材40と中間回転体19の間をシールリング37によって密閉する。筒状部材40の内側を、リンク12の可動部と、係合ピン17と渦巻き溝16の係合部の周域を覆う潤滑液の充填空間41とする。筒状部材40の先端部周壁には先端側に向かってテーパ状に拡径する拡径部42を形成し、その拡径部42の内周面によってシールリング37の挿入をガイドする。また、拡径部42に軸方向に沿うスリット43を形成し、そのスリット43の底部にゼンマイばね21の端部を係止させる。ゼンマイばね21の端部は拡径部42によって軸方向の抜けを阻止される。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
内燃機関のクランクシャフトによって回転駆動する駆動回転体と、カムシャフト若しくは同シャフトに結合された別体部材から成り、前記駆動回転体から動力を伝達される従動回転体と、前記駆動回転体と従動回転体のいずれか一方に設けられた径方向ガイドと、前記駆動回転体と従動回転体に対して相対回転可能に設けられ、前記径方向ガイドに対峙する側の面に渦巻き状ガイドを有する中間回転体と、前記径方向ガイドと渦巻き状ガイドに変位可能に案内係合される可動案内部と、前記駆動回転体と従動回転体のいずれか他方のものの回転中心から離間した部位と前記可動案内部とを揺動可能に連結するリンクと、一端が前記中間回転体に、他端が前記駆動回転体と従動回転体のうちの一方の回転体側に連結され、前記中間回転体を一方の回転体に対して増速方向に付勢する捩りばねと、前記中間回転体に減速方向の操作力を付与する制動手段と、を備え、 前記制動手段の制動力と捩りばねの付勢力によって中間回転体を駆動回転体及び従動回転体に対して回動操作することにより、渦巻き状ガイドに係合した可動案内部を径方向ガイドに沿わせて径方向に変位させ、その変位を前記リンクを介して駆動回転体と従動回転体の相対回動に変換する内燃機関のバルブタイミング制御装置において、 駆動回転体と従動回転体のうちの一方の回転体から中間回転体の外周を覆うように軸方向に延出する筒状部材を設け、この筒状部材の内側に前記リンクの可動部、及び、可動案内部と渦巻き状ガイドの係合部の周域を覆う潤滑液の充填空間を形成すると共に、中間回転体の外周面に拡径方向に付勢されたシールリングを装着して、中間回転体と筒状部材の間を摺動自在に密閉し、 さらに、前記筒状部材の先端部周壁を先端側に向けてテーパ状に拡径し、この拡径部の先端から筒状部材の一般部に向かって、前記捩りばねの端部を挿入係合するためのスリットを形成したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
IPC (1件):
F01L1/34
FI (1件):
F01L1/34 D
Fターム (14件):
3G018AB02 ,  3G018BA09 ,  3G018BA10 ,  3G018BA29 ,  3G018BA32 ,  3G018CA09 ,  3G018CA10 ,  3G018CB05 ,  3G018DA24 ,  3G018DA70 ,  3G018FA01 ,  3G018FA07 ,  3G018GA23 ,  3G018GA32

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