特許
J-GLOBAL ID:200903090920967935

2-ヒドロキシ-4-メチルチオ酪酸(MHA)の取得法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-523255
公開番号(公開出願番号):特表2000-502110
出願日: 1996年12月05日
公開日(公表日): 2000年02月22日
要約:
【要約】メチルメルカプトプロピオンアルデヒド(MMP)への青酸(HCN)の付加反応及びその際に得られるメチルメルカプトプロピオンアルデヒドーシアンヒドリン(MMP-CH)の、硫酸を用いる加水分解によって得られる反応混合物からMHAを単離し、この場合、反応混合物を、本質的に水と混合不可能な有機溶剤と、液-液抽出システム中で接触させて、溶剤と、反応混合物から変換されたMHAとを有する抽出溶液を形成させ、MHAを、前記抽出溶液からの抽出物として蒸発によって取得する際の公知の方法により、装置の運転に塩含有廃液流の蒸発を必要とするSK装置を用いるカップリングによる硫酸塩廃液流問題が解決される。本発明によれば、反応混合物の塩含量を、液-液抽出の前に、反応混合物の非有機性成分の総和に対して、約>50重量%(wt/wt)、有利に>55重量%の濃度にすることによって、方法全体のエネルギー収支を改善し、強力な腐食性溶液の蒸発を回避し、加水分解工程における変換率を上昇させ、かつ抽出の際の分配係数を改善することができる。飼料用添加物質。
請求項(抜粋):
メチルメルカプトプロピオンアルデヒド(MMP)への青酸(HCN)の付加反応及びその際得られたメチルメルカプトプロピオン酸アルデヒドーシアノヒドリン(MMP-CH)の、硫酸を用いる加水分解によって得られる反応混合物からMHAを単離し、この場合、反応混合物を、液-液抽出システム中で、本質的に水と混合不可能な有機溶剤と接触させて、溶剤と、反応混合物から変換されたMHAとを有する抽出溶液を形成させ、MHAを、前記抽出溶液からの抽出物として蒸発によって取得する2-ヒドロキシ-4-メチルチオ酪酸(MHA)の取得法において、MMP-CHの加水分解を、第1工程で、1:0.5〜1:1.0のモル比のMMP-CH:H2SO4で60〜85%の硫酸を用いて、30〜90°Cの温度で本質的にMHAアミドを得つつMMP-CHを加水分解し、第2工程で、水を添加しつつH2SO4を更に添加せずに、140°Cまでの温度で前記MHAアミドを加水分解し、反応混合物の塩含量を、液-液抽出の前に、反応混合物の非有機成分の総和に対して約>50重量%(wt/wt)、有利に>55重量%(wt/wt)の濃度にするようにして実施することを特徴とする、2-ヒドロキシ-4-メチルチオ酪酸(MHA)の取得法。
IPC (3件):
C07C323/52 ,  C07C319/20 ,  C07C319/28
FI (3件):
C07C323/52 ,  C07C319/20 ,  C07C319/28
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

前のページに戻る