特許
J-GLOBAL ID:200903090923117568

低温溶剤リサイクルプロセスを用いる潤滑油の脱ロウ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-519361
公開番号(公開出願番号):特表平8-508762
出願日: 1994年04月21日
公開日(公表日): 1996年09月17日
要約:
【要約】高温の含ロウ油フィード(101)を間接熱交換によってまず低温濾液(109)に、続いて冷媒に接触させて、油フィード中のロウを結晶化および析出させ、油/溶剤/ロウ混合物を形成する工程を含んでなる、石油系潤滑油原料を得るための含ロウ油フィードの溶剤脱ロウ方法。油/溶剤/ロウ混合物を低温溶剤(106)で希釈して混合物の粘度を調節し、混合物を濾過して油/溶剤/ロウ混合物からロウを分離する。低温ロウケーキ(112)を回収し、低温油/溶剤濾液ストリーム(108)を回収する。低温の油/溶剤濾液ストリームを濾過温度にて選択的透過膜に供給する。膜は、低温濾液を低温溶剤透過ストリーム(109)と、脱ロウ油および残留溶剤を含有する低温濾液ストリーム(106)とに選択的に分離する。
請求項(抜粋):
含ロウ油フィードの溶剤脱ロウ方法であって、含ロウ油フィードストリームを溶剤で希釈すること、含ロウ油フィードストリームを4〜60°Cの温度に冷却すること、含ロウ油フィードを低温濾液に間接的に接触させることにより更に冷却すること、続いて含ロウ油フィードを間接的熱交換器において間接的に冷却してロウ結晶を結晶化および析出させること;続いて追加の溶剤を含ロウ油フィードストリームに直接供給して更に冷却および希釈し、この方法での含ロウ油フィードストリームの取扱いおよび含ロウ油フィードからの結晶化したロウの濾過を容易にするためにならびに脱ロウ油生成物の所望の流動点を得るために含ロウ油フィードストリームの所望の粘度を得ること;含ロウ油フィードを続いて冷却する間に、含ロウ油フィードからロウを結晶化および析出させて、-34〜21°Cの温度にて油/溶剤/ロウ混合物を得ること;油/溶剤/ロウ混合物を濾過してロウを分離し、油/溶剤濾液ストリームを得ること;膜モジュールの選択的半透膜の片側に油/溶剤濾液ストリームを-34〜21°Cの温度で接触させて、溶剤を選択的に膜を介して移動させ、膜の他の側において溶剤透過液を得ること、膜の油/溶剤濾液ストリーム側を膜の溶剤透過液側に対して陽圧に維持すること;膜の濾液側から膜の溶剤透過液側に溶剤の20〜75容量%を選択的に移動させること;溶剤透過液を-34〜21°Cの温度で濾過器フィードにリサイクルすること;膜モジュールの濾液側から残留溶剤を含む濾液ストリームを取り出すこと;濾液ストリームを間接的熱交換によって高温含ロウ油フィードに接触させること、および取り出した濾液ストリームを処理して、油から残留溶剤を分離すること;脱ロウ油生成物ストリームおよび粗ロウ生成物ストリームを回収することならびに分離した溶剤を希釈工程にリサイクルすることを含んでなる方法。
IPC (3件):
C10G 73/04 ,  C10G 73/06 ,  C10G 73/32
FI (3件):
C10G 73/04 ,  C10G 73/06 ,  C10G 73/32
引用特許:
出願人引用 (5件)
  • 特開昭60-035091
  • 特開昭54-123102
  • 特開昭55-038810
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審査官引用 (5件)
  • 特開昭60-035091
  • 特開昭54-123102
  • 特開昭55-038810
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