エチレン製造用熱分解反応管

発明者：
出願人/特許権者：
代理人 (1件)：宮崎新八郎
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平9-185620
公開番号（公開出願番号）：特開平11-029776
出願日： 1997年07月11日
公開日（公表日）： 1999年02月02日
要約：

【要約】【課題】エチレン製造用熱分解炉の反応管の耐コーキング性,耐浸炭性を改良する。【解決手段】この反応管は、Si1.5〜4重量%または/およびAl1〜4重量%を含有する高Ni-Cr系耐熱合金からなり、管内面を、SiO2 膜,Al2 O3 膜,またはこれらの複合膜で覆われている。被膜の形成は、管の内側空間を10-4Torr以下の真空雰囲気またはこれと同等の酸素分圧に調整された雰囲気下、約700°C以上の温度に加熱保持することにより行われ、管材のSi,Alの優先酸化により、SiO2 膜,Al2 O3 膜が析出形成される。SiO2 膜は管内面のコーキングを抑制し、Al2 O3 膜は管壁内部への浸炭を抑制するバリアー層として機能する。被膜の密着性は高く、被膜効果を安定に維持する。

請求項（抜粋）：

Si1.5〜4%を含有する高Ni-Cr系合金からなる管体の内側空間を、10-4Torr以下の真空雰囲気またはこれと同等の酸素分圧の雰囲気に保持して管を加熱し、管材の固溶Siの酸化反応により、SiO2 を析出生成させ、管内面をSiO2 膜で被覆したことを特徴とするエチレン製造用熱分解反応管。

IPC (4件)：

C10G 9/18 , C07C 4/04 , C07C 11/04 , C23C 8/10

FI (4件)：

C10G 9/18 , C07C 4/04 , C07C 11/04 , C23C 8/10

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