特許
J-GLOBAL ID:200903090966124410
排ガス触媒の時間的特性をシミュレーションする方法及び装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
加藤 卓
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-093239
公開番号(公開出願番号):特開平5-171925
出願日: 1992年04月14日
公開日(公表日): 1993年07月09日
要約:
【要約】【目的】 排ガス触媒の時間的特性をシミュレーションすることのできる方法及び装置を提供する。【構成】 酸素貯蔵がオーバーフローしきい値以下の充填状態にあるかあるいは欠乏しきい値以上の放出状態にある場合には、触媒の出口側のラムダ値λ_H_SIMを「1」に設定し、それに対してオーバーフローしきい値を越え、あるいは欠乏しきい値を下回った場合には、すくなくとも一時的に触媒の入口側のラムダ値に設定する。これにより触媒の出口側のラムダ値λ_H_SIMの時間的特性が計算される。このようにシミュレーションされたラムダ値が時間平均で測定された値と一致するまで、オーバーフローしきい値と欠乏しきい値で定められる貯蔵容積が変化され、求められた貯蔵容積が老化状態の尺度として用いられる。
請求項(抜粋):
内燃機関を有する自動車の排ガス触媒の出口側におけるラムダ値λ_H_SIMの時間的特性をシミュレーションする方法において、エンジンによって吸入された空気重量流QS_L_ASが測定され、kを空気内の酸素の重量割合として、エンジンに吸入された酸素流がQS_O2_AS=k x QS_L_ASとして計算され、混合気が希薄な場合には正に混合気が濃厚な場合には負となる触媒前方ラムダ値のラムダ値1からの偏差Δλが求められ、それぞれ触媒の作用からΔλが正の値である場合には酸素供給流となり負の値である場合には酸素放出流となるエンジンから触媒への流入酸素分流QS_O2_IN=Δλ x QS_O2_ASが計算され、触媒の酸素貯蔵容積SPV_O2が、連続する酸素供給流で酸素のない状態から触媒の出口側に流出するガスが所定のしきい値を越える酸素濃度となるオーバーフローしきい値まで触媒によって吸収される酸素量として設定され、欠乏しきい値を触媒の出口側における所定の低い酸素濃度に相当する値として、酸素貯蔵がオーバーフローしきい値以下の充填状態にあるかあるいは欠乏しきい値以上の放出状態にある場合には、触媒の出口側のラムダ値λ_H_SIMを「1」に設定し、それに対してオーバーフローしきい値を越え、あるいは欠乏しきい値を下回った場合には、すくなくとも一時的に触媒の入口側のラムダ値に設定することによって、触媒の出口側のラムダ値λ_H_SIMの時間的特性が計算されることを特徴とする排ガス触媒の時間的特性をシミュレーションする方法。
IPC (3件):
F01N 3/20
, F02B 77/08
, G01M 15/00
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