特許
J-GLOBAL ID:200903090976456500

吸入チェックバルブを持つスクロールコンプレッサ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山下 穣平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-155294
公開番号(公開出願番号):特開平9-014161
出願日: 1996年06月17日
公開日(公表日): 1997年01月14日
要約:
【要約】【課題】 スクロールコンプレッサ停止動作時の冷媒逆流及びスクロール逆旋回を防止する。【解決手段】 吸入ポート開口104に隣接して吸入チャンバ内に配置されたチェックバルブ116は、迅速な応答性と高い動作特性とを持ち、通常のコンプレッサ作動時には、冷媒が吸入チャンバへと流入するのを可能にする様に開く。冷媒はスクロール機構により作用され吐出ポート106を通って吐出される。吐出ポートと吸入ポート100との間には、コンプレッサ停止動作時にスクロールの逆旋回をひきおこす正の圧力差が生ずる。この吸入チャンバでの正の圧力条件により、チェックバルブが閉位置へと回転して吸入ポートを覆い実質上シールする。吸入ポートを通っての冷媒の逆流を防止することにより、チェックバルブは圧力差を効果的に減少させ、これによりスクロール逆旋回を防止する。
請求項(抜粋):
旋回スクロール部材(58)と固定スクロール部材(56)とを有し、これらはそれぞれ端面プレート(64,70)と螺旋状ラップ(68,76)とを持ち、該螺旋状ラップはそれらの間に圧縮チャンバを画定する様に噛み合っており;吸入ポート(100)及び吐出ポート(106)を有し、前記吸入ポートは前記固定スクロール部材を貫通して延びており;前記2つのスクロール部材の間に形成された吸入チャンバを有し、該吸入チャンバは前記吸入ポートと連通しており、該吸入ポートは前記吸入チャンバに隣接する開口(104)を持っている、スクロールコンプレッサ(20)であって:前記吸入チャンバから前記吸入ポートを通って冷媒が逆流するのを防止して前記旋回スクロール部材が逆旋回するのを防止するためのチェックバルブ(116)を備えており、該チェックバルブは前記固定スクロール部材に対し回動可能に取付けられて前記吸入チャンバ内に配置されており、前記チェックバルブは回動中心の周りで回動して前記吸入ポートを実質上覆ってシールし、かくしてコンプレッサの停止動作時の冷媒の逆流を実質上防止する様にしてなる、ことを特徴とするスクロールコンプレッサ。
IPC (3件):
F04C 18/02 311 ,  F04C 29/10 321 ,  F16K 15/06
FI (3件):
F04C 18/02 311 U ,  F04C 29/10 321 B ,  F16K 15/06
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭62-182486
  • 特開昭55-139564
  • 特開昭62-186086

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