特許
J-GLOBAL ID:200903091013309354
線形計算方法
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-311519
公開番号(公開出願番号):特開平8-166941
出願日: 1994年12月15日
公開日(公表日): 1996年06月25日
要約:
【要約】【目的】 本発明は並列計算機上での線形計算を高速化することを目的とする。【構成】 並列計算機上で連立一次方程式の求解などの線形計算を行うシステムにおいて,並列化効率が最大になるように決めたブロックサイズLB,行列乗算の単体性能が最大になるように決めたブロックサイズMBを入力し(処理13),行列をサイズLBのブロックに分割してプロセッサに割り当て(処理14),消去演算部分(処理15)では何ブロック段分かの消去をまとめて行うことにより(処理21),消去演算をサイズMBの行列乗算として処理する。【効果】 プロセッサ単体での性能と並列化効率とを共に高めることにより,並列計算機上での線形計算を高速化できる。
請求項(抜粋):
入力装置と,それぞれがキャッシュメモリを備えた複数のプロセッサからなる処理装置と,出力装置とからなる並列計算機を用いてN次元の行列Aに対して線形計算を行う方法であって,計算対象の行列Aおよび2つの異なるブロックサイズLB,MBを入力し,係数行列Aを大きさLB×LBの複数個のブロックに分割して各ブロックを上記プロセッサに割り当て,計算の第K段(1≦K≦N/LB)では,a. 第Kブロック枢軸列および第Kブロック枢軸行を作成するために必要な前処理演算と,b. 第Kブロック枢軸列の作成と,c. 第Kブロック枢軸行の作成と,d. 第Kブロック枢軸列と第Kブロック枢軸行とを用いて更新すべき行列Aの部分のうち,次の数段分のブロック枢軸列とブロック枢軸行を作成するのに必要な範囲の消去演算とを行い,KがMB/LBの倍数であるか否かを判定し,倍数であるときには上記に加えて,e. 行列Aの更新すべき部分の,第(K-MB/LB+1), 第(K-MB/LB+2), ...,第Kブロック枢軸列・ブロック枢軸行によるMB/LB段分の同時更新演算,を行い,計算終了後に計算結果を出力することを特徴とする線形計算方法。
IPC (2件):
G06F 17/16
, G06F 15/16 390
前のページに戻る