特許
J-GLOBAL ID:200903091015136619

回転型ダンピング装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井沢 洵
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-356723
公開番号(公開出願番号):特開平6-193666
出願日: 1992年12月22日
公開日(公表日): 1994年07月15日
要約:
【要約】【目的】 回転動作にダンピング作用する装置について、前記作用をその初期に弱く、その後強力に作用させる。【構成】 ケーシング10の中空な室11内に粘性流体12を充填するとともに、前記室11内に配置される軸部21を有する回転部材20をケーシング10に対し相対回転可能に組み合わせ、回転部材20の回転時に室11内を移動する粘性流体12の通過量を制限して抵抗を得るため、軸部21の外面に第1の抵抗発生部30を設け、室11の内面に第2の抵抗発生部40を設ける。第1の抵抗発生部30は回転方向前後に並列した一対の突出部31、32と、その一方に形成された流体出入口33と、両突出部間の溝34内で移動可能な可動弁35を有し、第2の抵抗発生部40は軸21に接して粘性流体を分離する頂部41を越えて、粘性流体を通過させる凹部42を高抵抗回転方向の開始側に有する。
請求項(抜粋):
一定の回転角度を保持するため断面形状が扇形乃至円形に形成された中空な室11を有し、その中に粘性流体12を充填し封じることができるケーシング10と、前記扇形乃至円形の中心軸上に配置される軸部21を有し、ケーシング10に対し相対回転可能に前記室11内に組み込まれる回転部材20と、回転部材20の回転時に室11内を移動する粘性流体12の通過量を制限して所要の抵抗を得るため前記軸部21の外面に室11の内周面方向へ突出して設けられた第1の抵抗発生部30と、室11の内周面に軸部21の外面方向へ突出して設けられた第2の抵抗発生部40とを具備しており、第1の抵抗発生部30は回転方向前後に並列した一対の突出部31、32と、それらの内の一方の突出部31に形成された流体出入り口33と、前記突出部間の溝部34の範囲で移動可能な可動弁35とを有しており、第2の抵抗発生部40は軸部21に接触可能な頂部41を有していて回転方向前後の粘性流体12を分離しており、回転部材20が第1の抵抗発生部30で高い抵抗を受ける方向へ回転する際に、粘性流体12を頂部41を越えて通過させる凹部42を軸部21の外面に設けたことを特徴とする回転型ダンピング装置。
IPC (3件):
F16F 9/14 ,  E05F 3/14 ,  E05F 3/16
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭50-015974
  • 特開平4-282039

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