特許
J-GLOBAL ID:200903091034019500

高剪断材料処理方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 薬師 稔 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-506585
公開番号(公開出願番号):特表平8-500524
出願日: 1993年08月24日
公開日(公表日): 1996年01月23日
要約:
【要約】高剪断処理された材料を最小の可能なコルモゴロフ渦の直径よりも大きい自由な超コルモゴロフ渦と、この直径よりも小さい付勢された準コルモゴロフ渦とを共存させることができる高剪断処理ゾーンを通過させる。このゾーンは、これらの渦を抑制する一層高剪断の副処理ゾーンを含む。通路の壁(40、44、102、108)が流れと交差して互いに相対的に動くことにより、液体フィルムを通路の面に被着保持させた状態で、超コルモゴロフ渦と準コルモゴロフ渦との同時形成を付勢する。この動きにより、非乱流を保持した状態で副処理ゾーンに付勢された準コルモゴロフ渦だけを形成する。超音波振動を弾性流体力学的圧力に印加して、粘度の上昇および/または一層小さい準コルモゴロフ渦の形成を行なわせる。一の装置は、中空の外側シリンダ(38)の内側に回転自在の内側シリンダ(46)を備え、別の装置は、2つの円形の共軸をなすプレートからなり、回転軸線は垂直または水平とすることができる。
請求項(抜粋):
それぞれのミル部材(それぞれ38、46または100、106)によって提供される2つの接近して離隔配置された通路面(それぞれ40、44または102、108)間に画定され、入口(68)と出口(70)とを有する通路(42または116)により構成される流路に処理されるべき材料を流れ方向に通す工程を備えた、一方が液体である少なくとも2つの成分からなる流動性材料の高剪断処理方法において、 流路は、通路面(40、44または102、108)間の間隔が流動材料の最小のコルモゴロフ渦の直径よりも大きい自由な超コルモゴロフ渦と、最小のコルモゴロフ渦の直径よりも小さい付勢された準コルモゴロフ渦とを共存させることができる全高剪断処理ゾーンを有し、 全高剪断処理ゾーンは、材料の通過の際に自由な超コルモゴロフ渦が抑制される一層高剪断の副処理ゾーンを提供するように通路の間隔が全高剪断処理ゾーンの残りの部分よりも小さくなっている部分を少なくとも有し、 材料が全高剪断処理ゾーンを動いているときにミル部材が互いに相対的に動かされてミル通路面(40、44または102、108)を流れ方向と交差する方向へ、液体フィルムを相対的に動く通路面(40、44または102、108)に被着保持しながら超ミクロンおよびサブミクロンのスケールで材料を処理するように超コルモゴロフ渦と準コルモゴロフ渦との同時形成を付勢するような相対速度で互いに相対的に動かすことにより、処理材料をできるだけ均一にし、 かかる相対的な動きが非乱流状態を保持しながら付勢された準コルモゴロフ渦だけを一層高剪断の副処理ゾーンにおいて形成することを特徴とする流動性材料の高剪断処理方法。
IPC (2件):
B02C 19/10 ,  B02C 7/02

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