特許
J-GLOBAL ID:200903091106451622

構造物の振動試験装置および振動試験方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高田 幸彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-305815
公開番号(公開出願番号):特開平5-142089
出願日: 1991年11月21日
公開日(公表日): 1993年06月08日
要約:
【要約】【構成】実物部分モデル1からアクチュエータ2に加わる力を検出し、ディジタル計算機5に取り込み、計算機にプログラムされた数値モデルの振動応答計算を振動解析アルゴリズム14により、微小時間後の境界点位置の振動加速度を推定し、その加速度を目標に、アクチュエータ2を加振して、実物部分モデルの振動試験を行う。また、実物部分モデルの質量と数値モデルの質量の関係を加速度推定に使用される加速度計算値の個数によって決まる条件を満たすようにする。【効果】実物モデルと数値モデルとの相互作用が大きく、加振波形を試験前に定められない場合でも、実験中に加振加速度波形を定めることができるので、構造物全体の振動応答を部分モデルの加振試験で評価することができる。
請求項(抜粋):
構造物の一部分を実物または模型を用いてモデル化し、他の部分は数値モデル化し、実物モデルの数値モデル部分との境界部分に取り付けられた一個若しくは複数個のアクチュエータと、前記アクチュエータの制御装置と、前記アクチュエータに生じる実物モデルからの反力を測定する装置と、前記数値モデルの振動応答を計算するディジタル計算機と、前記反力測定値を前記ディジタル計算機に入力する手段と、前記ディジタル計算機の振動応答計算値から算出した値を加振信号として前記アクチュエータの制御装置へ出力する手段とを備え、前記ディジタル計算機は一定時間刻みごとに前記アクチュエータに発生する反力測定値を入力し、前記反力測定値と既知の外力値を用いて前記数値モデルと前記実物モデルとの境界部の反力計測時刻の加速度を含む振動応答を計算し、反力計測時刻から一定時間後に前記アクチュエータで実現される加速度が、反力計測時刻を含む過去の加速度計算値から算出された値となるように、前記アクチュエータの制御装置に加振信号を出力する機能を設けたことを特徴とする構造物の試験装置。

前のページに戻る