特許
J-GLOBAL ID:200903091111094030

自動車用空気調和装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 欽造 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-075038
公開番号(公開出願番号):特開平6-262936
出願日: 1993年03月10日
公開日(公表日): 1994年09月20日
要約:
【要約】【目的】寒冷時に暖房の立ち上がり時間を短縮する。【構成】暖房の立ち上がり時には、コンプレッサ10から吐出された冷媒を熱交換器22に送り込み、ウォータジャケット14からヒータコア7に送る温水を加温する。熱交換器22を通過した冷媒は、凝縮する事なく蒸気のまま、絞り弁28を通じてコンプレッサ10に戻る。この結果、温水の温度上昇が早まる。始動直後は、リキッドタンク12をコンプレッサ10を含む閉回路中に接続し、この閉回路中に十分量の冷媒蒸気を取り込む。冷媒の圧力が高くなり過ぎる場合には、絞り弁28の流路を狭くする。
請求項(抜粋):
エンジンのウォータジャケット内で温度上昇した温水と空気との間で熱交換を行なう事により、この空気を加温するヒータコアと、コンプレッサから吐出された高温高圧の冷媒蒸気と上記ヒータコアに送られる温水との間で熱交換を行なう事により、この温水を加温する熱交換器と、冷媒入口を気相部分に、冷媒出口を液相部分に、それぞれ開口させ、上記コンプレッサから吐出され、コンデンサを通過する事で凝縮した液状冷媒を、上記冷媒入口から受け入れて一時貯溜するリキッドタンクと、このリキッドタンクの冷媒出口より送り出された液状冷媒を蒸発させてから、上記コンプレッサに送り込むエバポレータとを備え、暖房の立ち上がり時に上記熱交換器に、コンプレッサから吐出した高温高圧の冷媒を送り込み自在とすると共に、暖房の立ち上がり時に冷媒が流れる閉回路に対して上記リキッドタンクを並列に、上記冷媒出口を上流側に、冷媒入口を下流側にそれぞれ向けて、且つこの閉回路との連通並びに切り放し自在に設けて成る、自動車用空気調和装置。

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