特許
J-GLOBAL ID:200903091138568190

文字切り出し装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 京本 直樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-329343
公開番号(公開出願番号):特開平7-192089
出願日: 1993年12月27日
公開日(公表日): 1995年07月28日
要約:
【要約】【目的】文字が接触したり、該文字行の文字ピッチの変動が大きい場合にも精度よく文字切り出しが行える文字切り出し装置を提案する。【構成】まず文字切り出し位置になり得る個所を抽出し、これらの切り出し位置の候補の組合せに対する文字らしさを表現する評価式を定義し、その評価式の値を参照して最終的な文字切り出し位置を決定する。第1の文字切り出し位置が追加手段4は、文字の空白個所から候補を抽出する。第2の文字切り出し位置追加手段5は文字ピッチから推定される文字切り出し位置候補を追加する。第3の文字切り出し位置追加手段6は文字の接触個所中の切り出し位置候補を抽出する。文字切り出し位置決定手段7は前記文字切り出し位置追加手段によって抽出された文字切り出し位置候補の組合せから最も結果が文字らしい組合せを選択し最終的な切り出し位置として出力する。
請求項(抜粋):
文書画像中の文字列部分の画像データを入力し、該文字列を構成する個々の文字を切り出す文字切り出し装置において、文字列画像データから射影パタンを算出し出力する、射影算出手段と、前記文字列画像データ及び前記射影パタンから半角文字に相当する文字ピッチを推定し半角文字ピッチとして出力する、半角文字ピッチ推定手段と、前記文字列画像データ及び前記射影パタンから全角文字に相当する文字ピッチを推定し全角文字ピッチとして出力する、全角文字ピッチ推定手段と、前記射影パタンの谷間を検出することにより、第1の文字切り出し位置候補を抽出する、第1の文字切り出し位置候補変更手段と、前記第1の文字切り出し位置候補、前記半角文字ピッチ及び前記全角文字ピッチを参照し、第1の文字切り出し位置候補から前記半角文字ピッチ、または前記全角文字ピッチ分だけ離れた位置を新たに文字切り出し位置候補として追加変更し、第2の文字切り出し位置候補として出力する、第2の文字切り出し位置候補変更手段と、前記第2の文字切り出し位置候補を参照し、各々の文字切り出し位置候補に対して、隣接する文字切り出し位置候補間の距離が所定のいき値よりも大きい個所がなくなるまで、当該文字切り出し位置との距離が前記半角文字ピッチまたは前記全角文字ピッチに一致する位置を新たに文字切り出し位置候補として追加変更し、第3の文字切り出し位置候補として出力する、第3の文字切り出し位置候補変更手段と、前記第3の文字切り出し位置候補から任意の組合せの文字切り出し位置を抽出し、各々の隣接する文字切り出し位置に対して、隣接する文字切り出し位置候補の距離と前記全角文字ピッチとの差と、隣接する文字切り出し位置候補間の距離と前記半角文字ピッチとの差、のうち大きくない方の値と、文字切り出し位置での射影パタンの高さ、の2つを重み付け加算して各文字切り出し位置間の評価値を求め、前記評価値の総和が最も小さくなる場合の文字切り出し位置の組合せを、切り出し位置と決定し出力する、文字切り出し位置決定手段と、を具備することを特徴とする文字切り出し装置。

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