特許
J-GLOBAL ID:200903091165193963

ポリカーボネート樹脂の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 純博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-272263
公開番号(公開出願番号):特開平7-126374
出願日: 1993年10月29日
公開日(公表日): 1995年05月16日
要約:
【要約】【目的】 溶融状態のポリカーボネート樹脂の溶解残存する触媒を速やかに失活させ無毒化することにより、溶融安定性、溶融成形性、耐加水分解性および色相に優れたポリカーボネート樹脂の製造方法を提供することを目的とする。【構成】 芳香族ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルとを触媒の存在下、溶融重縮合してポリカーボネート樹脂を製造する方法において、反応が実質的に終了した段階以降に特定のスルホン酸エステルおよび/または硫酸エステル等の構造を有する化合物を添加する。
請求項(抜粋):
芳香族ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルとを触媒の存在下、溶融重合してポリカーボネート樹脂を製造する方法において、反応が実質的に終了した段階以降に下記一般式(I)、(II)および(III )で表わされる化合物からなる群より選ばれる少なくとも一種の化合物を添加することを特徴とする安定化されたポリカーボネート樹脂の製造方法。【化1】[式中R1 は炭素数1〜15のアルキル基(水素はハロゲンで置換されていてもよい)もしくは水素原子であり、R2 は炭素数1〜5のアルキル基(水素はハロゲンで置換されていてもよい)もしくは水素原子であり、R3 は炭素数1〜5のアルキル基(水素はハロゲンで置換されていてもよい)、フェニル基もしくは水素原子である。ただしR3 が炭素数1〜5のアルキル基(水素はハロゲンで置換されていてもよい)または水素原子のとき、R2 は水素原子ではない。]【化2】[式中R4 、R5 は各々独立にヘテロ原子を含有していてもよい炭化水素基であり、両者の炭素数の和が8〜40である。]【化3】[式中R6 は炭素数1〜20の炭化水素基であり、Mはアルカリ金属あるいは塩基性窒素含有基である。ここで、塩基性窒素含有基とは、下記式(IV)〜(VIII)【化4】(式中X1 、X2 、X3 、X4 は各々独立に炭素数1〜20の炭化水素基である。)で表わされる基であるか、または含窒素芳香族複素環式化合物の窒素原子が4級化された基である。]
IPC (2件):
C08G 64/40 NPY ,  C08G 64/30 NPU

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