特許
J-GLOBAL ID:200903091191641524

超電導線材およびそれを用いた超電導導体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 外川 英明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-250416
公開番号(公開出願番号):特開平9-092051
出願日: 1995年09月28日
公開日(公表日): 1997年04月04日
要約:
【要約】【課題】超電導体の周囲に設けられている安定化材は、擾乱や機械的な摩擦によって生じる熱の吸収が悪いため超電導状態が破壊されるという欠点があった。【解決手段】円筒形状の例えばCuからなる第1安定化材1の周囲に電気的に接続される例えばErNiからなる第2安定化材2が設けられている。第2安定化材2の周囲には、エポキシ樹脂やフォルマールなどの有機絶縁材料からなる絶縁物3が設けられている。第1安定化材1の内部にはNbTiなどの超電導体4が設けられている。第1安定化材1と第2安定化材2と絶縁物3と超電導体4とから超電導線材80が構成されている。この様な構成により擾乱による熱や機械的な摩擦による超電導線材の滑りによって発生する熱を防ぎ、超電導線材80がクエンチしないよう安定でかつ安全な超電導特性を維持することができる。
請求項(抜粋):
組成がA群またはB群から構成される第1安定化材と、前記第1安定化材の内部に設けられる超電導体と、前記第1安定化材の周囲に設けられ組成がB群またはA群とB群とを含んで構成される第2安定化材とから構成されることを特徴とする超電導線材。ただし、前記A群は、TiまたはCoまたはAuまたはPtまたはFeまたはCuまたはAlまたはAgまたはCuNiまたはCuSnまたはNiのうち少なくともどれか一つを含む材料で、前記B群は、GdまたはDyまたはErまたはTmまたはPbまたはHoまたは(Er(x) R(1-x) )3 Ni(y) Co(1-y) で表される組成物(ただし、0≦x≦1、0≦y≦1、RはY、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Tm、Yb、Scから選ばれた希土類元素)またはEr(x) R(1-x) Ni(y) Cu(1-y) で表される組成物(ただし、0≦x≦1、0≦y≦1、RはY、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Tm、Yb、Scから選ばれた希土類元素)またはEr(x) Dy(1-x) Ni2で表される組成物(ただし、0≦x≦1)またはEr(x) Gd(1-x) Rhで表される組成物(ただし、0≦x≦1)またはEr(x) R(1-x) Ni(y) Co(1-y)で表される組成物(ただし、0≦x≦1、0≦y≦1、RはGd、Tb、Dy、Hoから選ばれた希土類元素)またはEr(x) R(1-x) Ni(y) Co(1-y) で表される組成物(ただし、0≦x≦1、0≦y≦1、RはY、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Tm、Yb、Scから選ばれた希土類元素)または(Er(x) R(1-x) )3 AlC(y) で表される組成物(ただし、0≦x≦1、0≦y≦1、RはY、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Tm、Yb、Scから選ばれた希土類元素)または(Er(x) R(1-x) )(1-y) Ru(y) で表される組成物(ただし、0.5≦x≦1、0≦y≦0.7、RはY、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Tm、Yb、Scから選ばれた希土類元素)のうち少なくともどれか一つを含む材料。
IPC (2件):
H01B 12/00 ZAA ,  H01F 6/06 ZAA
FI (2件):
H01B 12/00 ZAA ,  H01F 5/08 ZAA B

前のページに戻る