特許
J-GLOBAL ID:200903091225522945

軸流式タ-ボ機械のシュラウドを備えた翼配列

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-240091
公開番号(公開出願番号):特開2000-073705
出願日: 1999年08月26日
公開日(公表日): 2000年03月07日
要約:
【要約】【解決手段】 翼列LEとLAとの間に円筒形の混合区間が生じるように軸流式ターボ機械の流れ通路の輪郭が形成されている。翼シュラウド16,23はシールに面した側に同様に円筒形の輪郭を有しており、かつ翼列の流出側のところにステータ8もしくはロータ7との半径方向のオーバラップが存在するように取付けられている。このことにより、シールの出口キャビティ42が覆われると共にシールの下流に円筒形の環状隙間44が生じ、漏れ流はこの環状隙間を通って、隙間の寸法決めが適性であれば層流状で、方向を定めて流れ通路内へ戻し案内される。漏れ流と主流との間の不都合な交換作用が最小まで軽減される。その反面、入口キャビティ18は有利には開いたままである。【効果】 漏れ流が横方向成分なしに主流内へ導入される。隙間出口のところで漏れ流の渦が回避される。
請求項(抜粋):
軸流式ターボ機械のシュラウド(16,23)を備えた翼配列であって、ターボ機械のステータ(8)に結合された少なくとも1つの案内翼列(LE)と、この案内翼列に下流で続いていてターボ機械のロータ(7)に結合された少なくとも1つの回転翼列(LA)とから成り、その場合、これらの翼列(LE,LA)の少なくともいずれか一方がシュラウド(16,23)を備えており、このシュラウドがこれに対向して配置されたロータ部分もしくはステータ部分と共に溝キャビティ内に無接触式シールを形成しており、かつ、このシュラウドが翼列の流出側でしかもシールに面した側で円筒形に成形されている形式のものにおいて、流れ通路(53,54)を制限する、ロータ(7)およびステータ(8)の壁が翼列と翼列との間で円筒形(23)に形成されており、かつ、シールの出口キャビティ(42)がシュラウド(16,23)により覆われるように、このシュラウド(16,23)が、ロータ(7)もしくはステータ(8)の、溝キャビティを下流で制限する段部(56,58)とのポジティブな軸方向のオーバラップを有しており、かつ、溝キャビティの下流にはシュラウド(16,23)とロータ(7)もしくはステータ(8)の対向して位置する部分との間に円筒形の環状隙間(44)が形成されていることを特徴とする、軸流式ターボ機械のシュラウドを備えた翼配列。

前のページに戻る