特許
J-GLOBAL ID:200903091242078595

二酸化炭素溶解水による水溶性天然ガスの回収方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 林 信之 ,  安彦 元
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-262960
公開番号(公開出願番号):特開2008-082023
出願日: 2006年09月27日
公開日(公表日): 2008年04月10日
要約:
【課題】地盤沈下を発生させずに、埋蔵されている水溶性天然ガス及びヨウ素のほぼ全量を回収することができ、更に、採掘後の貯留層にCO2を長期間漏洩することなく安定的に貯留することができる二酸化炭素溶解水による水溶性天然ガスの回収方法を提供する。【解決手段】生産井5よりも構造下位に設けられた圧入井4から地層水2が存在する貯留層に、地層水2よりも高密度のCO2溶解水3を圧入し、このCO2溶解水3により地層水2を生産井5に向けて押し上げる。このとき、貯留層内の圧力が静水圧になるように、CO2溶解水3の圧入量と地層水2の汲み上げ量とを調節する。次に、生産井5から汲み上げた地層水2を、水溶性天然ガス12とかん水13とに分離し、更に、かん水13からヨウ素を回収する。そして、ヨウ素回収後のかん水は、CO2を混合してCO2溶解3水として再利用する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
地表下に存在する地層水から水溶性天然ガス及びヨウ素を回収する方法であって、 生産井よりも構造下位に設けられた圧入井から前記地層水が存在する貯留層に二酸化炭素溶解水を圧入し、この二酸化炭素溶解水が前記地層水よりも高密度であることを利用して、前記二酸化炭素溶解水により前記地層水を前記生産井に向けて押し上げる工程と、 前記生産井から前記地層水を汲み上げ、水溶性天然ガスとかん水とに分離する工程と、 前記かん水からヨウ素を回収する工程と、 ヨウ素回収後のかん水に二酸化炭素を混合し、前記二酸化炭素溶解水とする工程とを有し、 前記二酸化炭素溶解水の圧入量と前記地層水の汲み上げ量とを調節して、前記貯留層内の圧力を静水圧に保持することを特徴とする二酸化炭素溶解水による水溶性天然ガスの回収方法。
IPC (4件):
E21B 43/00 ,  C10L 3/06 ,  B01D 17/032 ,  E21B 43/16
FI (4件):
E21B43/00 B ,  C10L3/00 A ,  B01D17/032 ,  E21B43/16
引用特許:
出願人引用 (3件)

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