特許
J-GLOBAL ID:200903091296911420

内燃機関の燃料噴射量制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-019573
公開番号(公開出願番号):特開平7-224697
出願日: 1994年02月16日
公開日(公表日): 1995年08月22日
要約:
【要約】【目的】バルブタイミング制御装置を備えた内燃機関の燃料噴射量制御装置において、バルブオーバラップ時に燃焼室への供給燃料が減少するのを防止する。【構成】吸気バルブ8の開閉タイミングを変更する可変バルブタイミング機構(VVT)23を設ける。吸気通路6に燃料噴射用のインジェクタ16を設ける。電子制御装置(ECU)50はエンジン1の運転状態に応じて所要量の燃料を噴射すべく、各センサ41〜47の検出値に基づきインジェクタ16を制御する。又、運転状態に応じてバルブタイミングを変更すべく、各センサ43,46〜48の検出値に基づきVVT23を制御する。その際、燃料噴射期間とバルブオーバラップとの重なり時間に噴射された燃料量分を演算する。そして、ECU50はピストン3の上死点後であって燃料の吹き戻しのおそれの無い期間に、上記演算結果に基づいてインジェクタ16を制御して燃料を補足的に噴射させる。
請求項(抜粋):
シリンダ内にてピストンを上下動させることによりクランク軸を回転させるようにした内燃機関と、前記シリンダ内にて前記ピストンの頂部に面して形成され、前記ピストンに運動力を付与すべく燃料を燃焼させるための燃焼室と、前記燃焼室に通じて設けられた吸気通路及び排気通路と、前記燃焼室へ燃料を供給すべく前記吸気通路に燃料を噴射するための燃料噴射手段と、前記クランク軸の回転及び前記ピストンの上下動に同期して所定のタイミングで駆動され、前記燃焼室に通じる前記吸気通路及び前記排気通路をそれぞれ開閉するための吸気バルブ及び排気バルブと、前記吸気バルブ及び前記排気バルブの少なくとも一方の開閉タイミングを可変とするために駆動される可変バルブタイミング機構と、前記ピストンの上下動位置を含む前記内燃機関に係る各種運転パラメータを運転状態として検出するための運転状態検出手段と、前記内燃機関の運転状態に応じた所要量の燃料を前記燃焼室へ供給すべく、前記運転状態検出手段の検出結果に基づいて前記燃料噴射手段を制御するための燃料噴射制御手段と、前記内燃機関の運転状態に応じてバルブタイミングを変更すべく、前記運転状態検出手段の検出結果に基づいて前記可変バルブタイミング機構を制御するためのバルブタイミング制御手段とを備えた内燃機関の燃料噴射量制御装置において、前記燃料噴射制御手段により前記燃料噴射手段が制御されているときに、その燃料噴射手段より燃料が噴射されている期間と、前記バルブタイミング制御手段により前記可変バルブタイミング機構が制御されることにより生じる前記吸気バルブ及び前記排気バルブのバルブオーバラップとの重なり期間を演算するための第1の期間演算手段と、前記第1の期間演算手段により演算される重なり期間に基づき、その重なり期間の間に前記燃料噴射手段より噴射される燃料量を演算するための第1の燃料量演算手段と、前記燃料噴射制御手段の制御により前記燃料噴射手段からの燃料噴射が終了した後であり、前記運転状態検出手段により検出される前記ピストンの上死点後であり、且つ、前記バルブタイミング制御手段の制御により前記吸気バルブが開かれている期間であると判断したときに、前記第1の燃料量演算手段により演算される燃料量分を補足的に噴射すべく、前記燃料噴射手段を制御するための第1の補足燃料噴射制御手段とを備えたことを特徴とする内燃機関の燃料噴射量制御装置。
IPC (4件):
F02D 41/04 330 ,  F02D 13/02 ,  F02D 43/00 301 ,  F02D 43/00

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