特許
J-GLOBAL ID:200903091321624953

減温器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 武 顕次郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-328402
公開番号(公開出願番号):特開2001-147001
出願日: 1999年11月18日
公開日(公表日): 2001年05月29日
要約:
【要約】【課題】 管中を流れる過熱蒸気にスプレー水を噴霧することにより、過熱蒸気の温度を低下する減温器において、熱衝撃に起因する管の損傷を確実に防止すること。【解決手段】 管1の内面に多層構造の第1乃至第3スリーブ8,9,10を同心円状に設置し、スプレー水4をスプレーノズル2の先端部からスプレー水噴霧流5として第1スリーブ8内の第1流路11へ噴霧する。最内周の第1スリーブ8には所定の螺旋方向を向いた多数の穴8aを設け、その外側の第2スリーブ9には第1スリーブ8と逆向きの螺旋方向を向いた多数の穴9aを設け、最外周の第3スリーブ10には穴を設けない。第1流路11内にスプレー水噴霧流5が噴霧されると、第1スリーブ8の内壁近傍で水滴が集合して水膜を形成するが、この水滴は第1スリーブ8の各穴8aを通って第2流路12へ噴出し、第2流路12内に発生する激しい旋回流によって蒸発が促される。さらに、第2流路12で蒸発しなかった水滴は第2スリーブ9の各穴9aを通って外側の第3流路13へ噴出し、第3流路13内に発生する激しい旋回流によって完全に蒸発される。
請求項(抜粋):
管中を流れる過熱蒸気に冷却水を噴霧することにより、過熱蒸気の温度を低下する減温器において、前記管の内部に所定の流路を存して複数のスリーブを同心円状に配置し、これらスリーブに螺旋方向を向いた多数の穴を設けると共に、隣接するスリーブの穴の螺旋方向を逆向きにしたことを特徴とする減温器。

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