特許
J-GLOBAL ID:200903091348473442

車両用ディスクブレーキのパーキングブレーキ機構と該パーキングブレーキ機構に用いる軸受の組付け方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木戸 一彦 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-228136
公開番号(公開出願番号):特開平10-073137
出願日: 1996年08月29日
公開日(公表日): 1998年03月17日
要約:
【要約】【課題】 軸受を軸受孔へ傾きなく容易に圧入できるようにする。軸受や軸受孔の損耗と、バリの発生を防止する。カム軸を円滑に回動できるようにし、パーキング機構の耐久性を高める。【解決手段】 軸受15を、弾性板材を軸受孔9よりも大径の円筒状に丸めて形成する。軸受孔9とブーツ溝9aとの間に、自由状態の軸受15を収容できる大きさのガイド孔9cを形成する。自由状態の軸受15を、ガイドテーブル22の貫通孔22bに先端15cを突出させて収容する。ガイドテーブル22の挿通孔22cにストッパピン21を挿入し、ストッパピン21を支点に、貫通孔22bより突出する軸受の先端をガイド孔9cへ挿入し、軸受15の他端15dを圧入具23で押圧して、軸受孔9に軸受15を圧入する。
請求項(抜粋):
ディスクロータの一側部に配設されるキャリパボディの作用部に、ディスクロータ側へ開口するシリンダ孔と、該シリンダ孔の後部に直交して前記作用部の一側壁へ開口する軸受孔とを設けて、該軸受孔と前記シリンダ孔とをシリンダ軸方向の連通孔にて連接し、前記シリンダ孔の開口部側にピストンを収容し、前記軸受孔に軸受を介してカム軸を回動可能に差し込み、該カム軸と前記ピストンとの間に、カム軸の回動をピストンに推力として伝達する動力伝達手段を介装し、前記軸受孔から前記作用部の一側方へ突出するカム軸の外端部に、ブレーキケーブルに牽引されるカムレバーを軸着し、前記軸受孔の開口部側にブーツの一端を嵌合する大径のブーツ溝を備えると共に、前記軸受を前記軸受孔に圧入にて組付けする車両用ディスクブレーキのパーキングブレーキ機構において、前記軸受を、前記軸受孔よりも大径なパイプ材または弾性板材を軸受孔よりも大径の円筒状に丸めて形成し、該軸受孔と前記ブーツ溝との間に、軸受孔よりも大径で且つ自由状態の軸受の収容が可能なガイド孔を形成したことを特徴とする車両用ディスクブレーキのパーキングブレーキ機構。

前のページに戻る