特許
J-GLOBAL ID:200903091353394976

内燃機関のバルブタイミング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-167315
公開番号(公開出願番号):特開平11-013430
出願日: 1997年06月24日
公開日(公表日): 1999年01月19日
要約:
【要約】【課題】可変バルブタイミング機構の揺動及び同機構に作用する作動液の逆流防止をより簡易な構造によって実現することのできる内燃機関のバルブタイミング制御装置を提供する。【解決手段】可変バルブタイミング機構によりバルブタイミングを進角又は遅角せしめる油圧通路の途中のカムシャフト6内に切替え機構 100を設ける。切替え機構 100に形成されるバルブ孔 101,102は、その途中に斜面を有する段差部 101a,102aを有する。チェックバルブ 103,104は略有底円筒状を呈しており、その基端側の外周側面は同様に斜面を有する拡径部 103a,104aを有する。油圧空間 121に対する油圧制御により、ピストン通路 119に設けられる切替えピストン 120がチェックバルブ 103,104の一方に係合する。これにより、対応する油圧室 105,106と油圧室 107,108との間は油通孔 113,114を介して連通され他方は逆止状態が維持される。
請求項(抜粋):
内燃機関のバルブを開閉駆動するカムと一体構成されるカムシャフトと、該カムシャフトと同一の回転軸心を有して相対回転可能に同カムシャフトに被嵌されるとともに前記機関の出力軸に駆動連結される駆動機構と、外部から供給される液圧に基づきこれら駆動機構とカムシャフトとの相対回転位相を変更し、前記バルブの開閉タイミングを可変とする可変バルブタイミング機構と、該可変バルブタイミング機構の前記バルブの開閉タイミングを進角せしめる側に液を供給する進角側液圧通路と、同可変バルブタイミング機構の前記バルブの開閉タイミングを遅角せしめる側に液を供給する遅角側液圧通路とを有する内燃機関のバルブタイミング制御装置において、前記進角側液圧通路に設けられて同通路からの液の排出を規制する進角側逆止弁と、前記遅角側液圧通路に設けられて同通路からの液の排出を規制する遅角側逆止弁と、前記進角側逆止弁と前記遅角側逆止弁との間を連通する連通路と、前記連通路内に設けられ、前記進角側及び遅角側液圧通路の一方に液が供給されるとき、他方の液圧通路に設けられた逆止弁側に付勢されて該逆止弁による同他方の液圧通路からの液の排出の規制を解除するように同逆止弁に係合され、前記進角側及び遅角側液圧通路への液の供給が実質的に遮断されるとき、前記進角側及び遅角側逆止弁との係合が解除されてそれら逆止弁による前記進角側及び遅角側液圧通路からの液の排出の規制を許可する切替え部材と、を備えることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
IPC (3件):
F01L 1/34 ,  F01M 1/06 ,  F02D 13/02
FI (3件):
F01L 1/34 E ,  F01M 1/06 F ,  F02D 13/02 G

前のページに戻る