特許

J-GLOBAL ID：200903091366845551

梁または柱の補強構造

発明者： 村橋 久弘
出願人/特許権者： 株式会社大林組
代理人 (1件)： 一色 健輔 (外2名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平7-208151
公開番号（公開出願番号）：特開平9-053328
出願日： 1995年08月15日
公開日（公表日）： 1997年02月25日
要約：

【要約】【課題】 床スラブ若しくは壁と一体化された梁または柱周りのコンクリート躯体部分の剪断補強を、従来よりも確実かつ強固なものとすることができる梁または柱の補強構造を提供する。【解決手段】 繊維補強シート4による梁周りのコンクリート躯体部分1の補強に際して、梁3の張り出し部分3aの周囲を繊維補強シート4で包囲するとともに、この繊維補強シート4の両端部は一対のアングル材8によってコンクリート躯体部分1との間で強固に挟み込んで支持するようにし、他方、張り出し部分3aとラップする位置の床スラブ上面2bにはフラットバー6を配設し、これらフラットバー6とアングル材8とを、床スラブ2を貫通する高張力ボルト11等を介して締結して、コンクリート躯体部分1を完全閉鎖型の補強断面で拘束する。

請求項（抜粋）：

床スラブから梁が張り出す既設のコンクリート躯体部分を補強するための構造であって、上記梁の張り出し部分の周囲にこれを包囲して付設される繊維補強シートと、該繊維補強シートの両端部それぞれに配設され、これらを上記コンクリート躯体部分との間で挟持するための一対の挟持金物と、上記梁の張り出し部分とは反対側の上記床スラブ面に該梁の張り出し部分とラップさせて配設される補強金物と、上記床スラブを貫通させて設けられ、上記補強金物と上記挟持金物それぞれとを締結する締結具とを備えた梁の補強構造。