特許
J-GLOBAL ID:200903091393041987

モータの速度制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小鍜治 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-259648
公開番号(公開出願番号):特開平7-115786
出願日: 1993年10月18日
公開日(公表日): 1995年05月02日
要約:
【要約】【目的】 特定の周波数の負荷トルク変動を低減する効果を、高周波数領域においても保持するように改善した高性能なモータの速度制御装置を提供する。【構成】 回転誤差検出部1Aは速度検出器の検出信号に基づいて回転誤差を得る。合成誤差作成部1Gは回転誤差に対してローパスフィルタの演算処理を行い合成誤差を得る。更新保存部1Iは回転誤差検出部1Aが新しい回転誤差をQ個得るごとに、合成誤差と帰還値作成部1Hの帰還値を合成した更新値によってメモリ値を更新保存する。メモリ出力値作成部1Fは、保存されたメモリ値によりメモリ出力値を作成する。帰還値作成部1Hはメモリ出力値に対して所定のゲインを掛けて帰還値を作成する。制御信号作成部1Bは回転誤差とメモリ出力値を演算合成して制御信号を作成する。更新保存部1Iとメモリ出力値作成部1Fと帰還値作成部1Hによる正帰還ループの演算利得を1よりも小さくしている。
請求項(抜粋):
モータの回転速度に応じた周期の交流信号を生じる回転センサと、前記回転センサの交流信号により前記モータの1回転当たりZq回(ここに、Zqは8以上の整数)の検出を行う速度検出手段と、前記速度検出手段の検出信号に基づき制御信号を生成する補償手段と、前記補償手段の制御信号に応じて前記モータを駆動する駆動手段とを具備し、前記補償手段は、前記速度検出手段が新しい検出信号を得る検出タイミング毎に、前記検出信号に基づいて新しい回転誤差を得る回転誤差検出手段と、Nx・L個(ここに、Nxは1以上の整数、Lは4以上の整数)の順序づけられたメモリ値を格納保存するメモリ手段と、前記回転誤差検出手段の回転誤差を用いて低域通過フィルタの演算処理した合成誤差を生成する合成誤差作成手段と、前記回転誤差検出手段が新しい回転誤差をQ回(ここに、Qは2以上の整数)得るタイミングを更新タイミングとして、前記Nx・L個のメモリ値を順番に前記合成誤差作成手段の合成誤差とゲイン手段の帰還値を演算合成した更新値によって更新保存する更新保存手段と、前記Nxが1の場合には少なくとも1個のメモリ値を使い、Nxが2以上の場合には更新間隔が前記更新タイミングのL倍以上離れたNx個のメモリ値群を少なくとも1組使って、前記更新タイミングに同期してメモリ出力値を作り出すメモリ出力値作成手段と、前記メモリ出力値に所定のゲインを掛けた前記帰還値を得る前記ゲイン手段と、前記検出タイミング毎に前記回転誤差検出手段の回転誤差と前記メモリ出力値作成手段のメモリ出力値を演算合成して前記制御信号を作り出す制御信号作成手段を含んで構成され、前記更新保存手段と前記メモリ出力値作成手段と前記ゲイン手段による正帰還ループの演算利得を1よりも小さくしたことを特徴とするモータの速度制御装置。
IPC (2件):
H02P 5/00 ,  G05D 13/62

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