特許
J-GLOBAL ID:200903091419936945

血餅の濾過

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外5名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-517637
公開番号(公開出願番号):特表平10-509623
出願日: 1995年11月28日
公開日(公表日): 1998年09月22日
要約:
【要約】血餅フィルタは、弾性材料から形成されている概ね円筒形で自己膨張型のボディを有している固定部分(402)を備えている。概ね円筒形のボディは、基端及び先端を有していて、軸方向を画成している。上記ボディは、低プロフィール(側方から見た場合の高さが低い)の収縮状態から高プロフィール(側方から見た場合の高さが高い)の膨張状態へ膨張可能な可変寸法を有する構造を備えている。上記弾性材料は、上記概ね円筒形のボディを押圧して半径方向に膨張させ、これにより、血管の内壁面に対して半径方向の固定力を与える。血餅フィルタは、また、上記概ね円筒形のボディ(402)に軸方向に整合された概ね円錐形の濾過部分(400)を備えている。この濾過部分は、固定部分(402)の先端に接続されている開口した基端(406)と、尖った先端とを有している。好ましい実施例においては、濾過部分(400)は、尖った先端(404)から開口した基端(406)まで伸長する弾性材料製の複数のストランド(410)から形成されている。これらのストランド(410)は、尖った先端(404)において収束する一対の捻れ部(408)を複数形成する。ストランド(410)は、複数対の捻れ部(408)から交差する経路に沿って発散して、開放型の濾過セル(A、B、C)を形成する。固定部分(402)に固定的に接続された1又はそれ以上のフック(413)を有する血餅フィルタも開示される。上記フックは、ある初期形状を有している柔軟な材料から形成されている。上記初期形状は、緊張を受けた時には曲がり、緊張が解放された時には元の形状に戻る。上記フックはそれぞれ、固定部分(402)から上記軸方向に対して鋭角をなして突出して管壁に係合する傾向がある。また、上記フック(413)は、上記固定部分に向かって撓んで、低プロフィールを実現することができる。
請求項(抜粋):
血管の内壁面に対して固定されて前記血管を通る血流の中の血餅を捕獲するために、収縮した状態で患者の血管系を通るような寸法及び構造になされたフィルタであって、 弾性材料から形成された自己膨張型の概ね円筒形のボディを含む固定部分と、 前記概ね円筒形のボディに軸方向に整合された概ね円錐形の濾過部分とを備えており、 前記概ね円筒形のボディは、基端及び先端を有していて軸方向を画成すると共に、低プロフィールの収縮状態から高プロフィールの膨張状態まで膨張可能な可変直径を有する構造を備えており、前記弾性材料は、前記概ね円筒形のボディを押圧して半径方向に膨張させ、これにより、前記血管の内壁面に対して半径方向の固定力を与えるように構成されており、 前記概ね円錐形の濾過部分は、前記固定部分の先端付近に接続された開口した基端と、尖った先端とを有していることを特徴とするフィルタ。

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