特許
J-GLOBAL ID:200903091420972343

新規なポリアリーレンスルフィドの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-129808
公開番号(公開出願番号):特開平5-301962
出願日: 1992年04月24日
公開日(公表日): 1993年11月16日
要約:
【要約】【目的】 耐熱性、耐薬品性、種々の機械的特性、電気的特性、流動性、成形性等に優れ、特に架橋ポリマーの存在割合が低く、本質的に直鎖状である高分子量のポリアリーレンスルフィドを短時間で、ほぼ定量的に得ることのできる新規製造方法を提供する。【構成】 環状アリーレンスルフィドオリゴマーを開環重合する際、イオン性の開環重合触媒とルイス酸の共存下で加熱開環重合することを特徴とするポリアリーレンスルフィドの製造方法。
請求項(抜粋):
下記一般式(1)【化1】(ここで、Sは硫黄原子を表し、Arは炭素数6〜24のアリーレン基を表し、Rは炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜12のアルコキシ基、炭素数6〜24のアリーレン基、1級,2級または3級アミノ基を表す。なお、Ar、Rはそれぞれ同じ構造であっても異なった構造であってもよい。また、nは2〜50の整数、mは0〜15の整数である。)で示される環状アリーレンスルフィドオリゴマーを開環重合する際、開環重合触媒として下記一般式(2)(R’)p-B-(D-M+)q (2)(ここで、R’は水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜12のアルコキシ基、炭素数6〜24のアリーレン基、1級,2級または3級アミノ基、カルボキシル基およびそのエステル、シアノ基、スルホン酸基、ハロゲン原子を表し、Bは炭素数1〜24の有機基を表し、D-は硫黄または酸素のアニオン種を表し、M+は1価の金属イオン、2価の金属のモノハロゲン化物イオン、アンモニウムイオン、ホスホニウムイオンを表し、pは0〜15の整数、qは1〜15の整数である。)で示されるイオン性化合物とルイス酸の共存下で加熱開環重合することを特徴とするポリアリーレンスルフィドの製造方法。

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