特許
J-GLOBAL ID:200903091454256329

注文歯科矯正器具形成方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浅村 皓 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-512324
公開番号(公開出願番号):特表平8-508174
出願日: 1993年11月09日
公開日(公表日): 1996年09月03日
要約:
【要約】患者(14)のデジタル下顎及び歯形状データ(26)から歯科矯正器具(25)が自動的に設計及び製作されるシステム(10)及び方法は、好ましくは患者の口のモデル(20)から、走査を行って2次元もしくは3次元画像を生成し、患者の歯及び顎の輪郭及びその上の選定点をデジタル化する。走査された個別の患者データからコンピュータ(30)が弧線を描き仕上げ歯位置を計算し次に、好ましくは、弧線及びブラケットを含む器具(25)を設計して歯を計算された位置へ動かす。下歯は下顎により画定される弓上のガムに配置され歯の先端を滑らかな曲線上に最良適合させるように修正される。歯の歯冠長軸が引き出され犬歯を除く全ての下歯を面内に配置して咬合する歯をそれらに適合させる治療において最適に傾斜される。上部切歯及び犬歯隆起に対する重畳が計算される。各ブラケットがベース及び弧線サポートを有し、切断機(39)の刃を使用して、傾斜可能なホルダーに締着されたブランクに弧線溝が注文傾斜、深さ、位置及び曲率で切り込まれる。ホルダー及び刃はコンピュータ(30c)からのコマンドにより動かされる。弧線はワイヤベンダー(40)により自動的に最適な滑らかな弓形及び最適なロープロフィールブラケット設計に形成される。好ましくは、弓方程式は3次スプライン方程式で開始され数値形成装置の機械制御命令のための一連の円セグメントの形式へ変換される。数値制御機械(41)と同時に設計され自動的に作られて歯の上の接続点に器具を位置決めして方位を定める各配置治具が歯の輪郭に対して注文整形された表面を有している。ブラケット、ワイヤ及び治具を作る機械(38-41)はデジタル化された歯及び顎形状データ及び歯仕上げ位置及び器具設計のデジタル表現から引き出されるコマンドにより駆動される。
請求項(抜粋):
患者の口腔の解剖学的形状を測定する段階と、前記患者の個々の歯の前記形状を表す歯の3次元的形状データを備えたディジタル化された解剖学的形状データを前記測定段階から得る段階と、前記ディジタル化された解剖学的形状データに少なくとも部分的に依存するディジタル化された数学的アーチ形状モデルを作成するためにプログラムされたディジタル・コンピュータで前記ディジタル化された解剖学的形状データを処理することにより理想的な歯のアーチ形状を得る段階と、得られた前記の理想的な歯のアーチ形状に沿って歯に中間の遠心方位に間隔をあけるために、およびそれぞれの個々の歯に対する前記3次元的歯形状に少なくとも部分的に基づく位置および方位に対し得られた前記の理想的な歯のアーチ形状に対して歯の位置および方位を定めるために、前記ディジタル化された解剖学的形状データからおよび前記ディジタル化された数学的アーチ形状モデルから歯の完成位置を前記コンピュータで得る段階と、複数個の歯のおのおのに装具連結点を設定する段階と、ディジタル化された前記3次元的歯形状データと、設定された前記装具連結点と、得られた前記歯の完成位置とから、装具のそれぞれの連結点における歯と得られた前記歯の完成位置における歯とを相互連結する寸法の装具構成体をカスタム歯科矯正装具が有するように、ディジタル化された前記3次元的歯形状データからコンピュータでもって前記カスタム歯科矯正装具を設計する段階と、前記装具設計段階の結果に関連する幾何学的情報を含みかつ機械が読み出し得る制御信号を生成する段階と、前記設計された装具構成体を有するカスタム歯科矯正装具を作成するように前記制御信号に含まれる前記形状寸法情報に従って前記装具を成形するために機械が読み出し得る前記制御信号に応答する機械でカスタム歯科矯正装具を製造する段階と、を有する、患者の口腔の中の好ましい完成位置に患者の歯を配置するためのカスタム歯科矯正装具を製造する方法。
IPC (3件):
A61C 7/20 ,  A61C 7/14 ,  A61C 7/28
FI (2件):
A61C 7/00 A ,  A61C 7/00 B

前のページに戻る