特許
J-GLOBAL ID:200903091487728994

双方向テーパ状スラストローラベアリング、および双方向テーパ状スラストローラベアリングを備えたガスタービンエンジン

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-018157
公開番号(公開出願番号):特開2002-286030
出願日: 2002年01月28日
公開日(公表日): 2002年10月03日
要約:
【要約】【課題】ベアリングのローラ部材と軌道輪との間の接触荷重を低減する。【解決手段】 双方向テーパ状ローラベアリング100は、ローラ部材130の小さな直径の端部に隣接しかつこれに対向したスラスト面Cと、ローラ部材130の大きな直径の端面に隣接しかつこれに対向したスラスト面Bと、ローラ部材130の大きな直径の端面に隣接しかつこれに対向したスラスト面Aと、を有する。一次スラスト荷重が生じる運転状態で、スラスト面Cとローラ部材130の小さな直径の端面との間のギャップ、およびスラスト面Aとローラ部材130の大きな直径の端面との間のギャップが生じると同時に、スラスト面Bとローラ部材130の大きな直径の端面とが接触する。
請求項(抜粋):
ベアリングの軸線である軸線を中心とした回転を円滑化するための双方向ベアリングであって、前記ベアリングは、テーパ状とされていることにより大きな直径の端部および小さな直径の端部を有する環状カップ軌道輪を有するカップと、前記カップ軌道輪から径方向内側に離間されているとともにテーパ状とされていることにより大きな直径の端部および小さな直径の端部を有する環状コーン軌道輪を備えたコーンと、それぞれが、転がり面、前記転がり面の一端における小さな直径の端面、および前記転がり面の他端における大きな直径の端面を有し、かつ前記カップ軌道輪と前記コーン軌道輪との間で一列に円周方向に互いに離間されているとともに、前記転がり面に沿って前記カップ軌道輪および前記コーン軌道輪に接触している複数のテーパ状ローラ部材と、前記カップに対して固定されているとともに、前記カップ軌道輪の前記の大きな直径の端部において径方向内側に延びた環状スラスト面Aを有するカップスラストリブリングと、を備えており、各ローラ部材の前記の大きな直径の端面は、スラスト面Aに隣接しかつ対向しており、前記ベアリングは、さらに、前記コーンに対して固定されているとともに、前記コーン軌道輪の前記の大きな直径の端部において径方向外側に延びた環状スラスト面Bを有する第1コーンスラストリブリングを備えており、各ローラ部材の前記の大きな直径の端面は、スラスト面Bに隣接しかつこれと対向するように配置されており、前記ベアリングは、さらに、前記コーンに対して固定されているとともに、前記コーン軌道輪の前記の小さな直径の端部において径方向外側に延びた環状スラスト面Cを有する第2コーンスラストリブリングを備えており、各ローラ部材の前記の小さな直径の端面は、前記スラスト面Cに隣接しかつこれと対向するように配置されており、(1)一次スラスト荷重が加わる運転状態では、軸方向のスラスト荷重が、前記カップ軌道輪および前記コーン軌道輪を互いに近づけるよう作用し、前記スラスト面Aと前記ローラ部材の前記の大きな直径の端面との間、および前記スラスト面Cと前記ローラ部材の前記の小さな直径の端面との間にギャップが生じ、かつ前記スラスト面Bと前記ローラ部材の前記の大きな直径の端面とが接触し、(2)逆方向のスラスト荷重が加わる運転状態では、前記スラスト面Aが前記ローラ部材の前記の大きな直径の端面と接触し、かつスラスト面Cが前記ローラ部材の前記の小さな直径の端面と接触することを特徴とするベアリング。
IPC (4件):
F16C 19/36 ,  F01D 25/00 ,  F02C 7/06 ,  F16C 33/60
FI (4件):
F16C 19/36 ,  F01D 25/00 F ,  F02C 7/06 Z ,  F16C 33/60
Fターム (5件):
3J101AA25 ,  3J101BA65 ,  3J101FA41 ,  3J101FA53 ,  3J101GA60
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭54-012064
  • 特開昭58-190527

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