特許
J-GLOBAL ID:200903091500360098

変性重合体及び変性重合体膜

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和子 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-537912
公開番号(公開出願番号):特表2002-507636
出願日: 1999年03月26日
公開日(公表日): 2002年03月12日
要約:
【要約】本発明は、ニトロ化及び任意にスルホン化、並びに、アミノ化及び任意にスルホン化されたアリール主鎖重合体の製造方法と、このように変性されたアリール主鎖重合体とに関する。アリール主鎖重合体(例えば(1))は、それらを高価で毒性があり環境を破壊する溶媒に溶解してニトロ化される。選択的かつ同時にニトロ化及びスルホン化されるアリール主鎖重合体は、文献未記載であった。本発明の方法は、低コストのニトロ化(及び任意にスルホン化(2))された、又は、還元後のアミノ化(及び任意にスルホン化)されたアリール主鎖重合体を、有機溶媒を使うことなく製造することができるものである。アリール主鎖重合体のニトロ化(及び任意にスルホン化を追加)は、濃硫酸に溶解し、所望量の硝酸を様々な温度と様々な撹拌時間で加えることにより起こる。その反応は,(a)二段階処理:重合体をニトロ化してから単離し、任意にスルホン化する方法、及び、(b)単一段階処理:ニトロ化とスルホン化とを同時に行う方法(2)として実施される。ニトロ化(又はさらにスルホン化)重合体は、還元してアミノ化(又はさらにスルホン化)重合体を生成することができる。この重合体は他の重合体と反応して、重合体混合物を生成することができる。重合体及び重合体混合物は、電気膜処理においてイオン伝導膜として使用できる。
請求項(抜粋):
図4に示す構造要素から構成され得るアリール主鎖を有する重合体を、90〜100%の硫酸に溶解させた後、 70〜100%の硝酸を加え、ニトロ化だけが起こり、スルホン化が起こらないような低い(好ましくはT=0〜30°Cの)温度とし、 本発明の、変性可能なアリール主鎖を有する重合体には、 ポリ(エーテルエーテルケトン)である「PEEK Victrex(登録商標)」([R5-R2-R5-R2-R7]n;x=1,R4=H)と、 ポリ(エーテルスルホン)である「PSU Udel(登録商標)」([R1-R5-R2-R6-R2-R5]n;R2:x=1,R4=H)と、 ポリ(エーテルスルホン)である「PES VICTREX(登録商標)」([R2-R6-R2-R5]n;R2:x=1,R4=H)と、 ポリ(エーテルエーテルスルホン)である「RADEL R(登録商標)」([(R2)2-R5-R2-R6-R2]n;R2:x=2,R4=H)と、 ポリ(フェニルスルホン)である「RADEL A(登録商標)」([R5-R2-R5-R2-R6]n-[R5-R2-R6-R2]m;R2:x=1,R4=H,n/m=0.18)と、 ポリ(フェニレンスルフィド)であるPPS([R2-R8]n;R2:x=1,R4=H)と、 ポリ(フェニレンオキシド)であるPPO([R2-R5]n;R4=CH3)、 ポリフェニレンである「Poly-X 2000」([R2]n,R4(1)=H,R4(2)=4-フェノキシベンゾイル)といったいくつかの重要な市販の熱可塑性エンジニアリングプラスチックが挙げられることを特徴とする、アリール主鎖を有するニトロ化重合体の製造方法。
IPC (3件):
C08F 8/00 ,  C08G 65/48 ,  C08L 71/00
FI (3件):
C08F 8/00 ,  C08G 65/48 ,  C08L 71/00
Fターム (13件):
4J002CH07W ,  4J002CH07X ,  4J002CH09W ,  4J002CL00X ,  4J002CM04X ,  4J002CN01W ,  4J002CN03W ,  4J002CN03X ,  4J005BD05 ,  4J100AE01P ,  4J100BA41H ,  4J100HB44 ,  4J100HB52

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