特許
J-GLOBAL ID:200903091521312662

強誘電性液晶素子及びこれを備えた液晶装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 近島 一夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-254379
公開番号(公開出願番号):特開平7-159790
出願日: 1994年09月22日
公開日(公表日): 1995年06月23日
要約:
【要約】【目的】強誘電性液晶分子の揺らぎを抑え、該揺らぎ現象に伴う表示品位の劣化や、液晶の移動に伴う素子の破壊を防止する。【構成】夫々電極12a,12bを有する基板11a,11b間にカイラルスメクチック液晶15を挟持した強誘電性液晶素子において、液晶15のプレチルト角をα、コーン角をΘ、傾斜角をδとした場合において、Θ<α+δ および δ<αなる配向状態とし、またその配向状態における液晶が少なくとも2つの安定状態を示し、見かけのチルト角θ<SB>a</SB> と該カイラルスメクチック液晶のコーン角Θとが、 Θ>θ<SB>a</SB> >Θ/2なる関係を有し、さらに等方性液体からの温度の降下によりコレステリック相、スメクチックA相、カイラルスメクチックC相を生じさせる温度範囲を有し、かつ、該コレステリック相とスメクチックA相が混在する温度範囲を有する。
請求項(抜粋):
カイラルスメクチック液晶と、前記カイラルスメクチック液晶を挟持し、該液晶に電圧を印加する電極が形成されると共に夫々前記カイラルスメクチック液晶を配向させるための一軸性配向処理がなされ該配向軸が互いに所定の角度で交差するように対向配置された一対の基板と、を備え、前記カイラルスメクチック液晶のプレチルト角をα、コーン角をΘ、傾斜角をδとした場合に、Θ<α+δ および δ<αなる配向状態を有し、かつ、該配向状態における液晶が少なくとも2つの安定状態を示し、それらの光学軸のなす角度の1/2である見かけのチルト角θ<SB>a</SB> と該カイラルスメクチック液晶のコーン角Θとが、Θ>θ<SB>a</SB> >Θ/2なる関係を有する強誘電性液晶素子において、等方性液体からの温度の降下によりコレステリック相、スメクチックA相、カイラルスメクチックC相を生じさせる温度範囲を有し、かつ、該コレステリック相とスメクチックA相が混在する温度範囲を有する、ことを特徴とする強誘電性液晶素子。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平3-252624

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