特許
J-GLOBAL ID:200903091573472692
イオンエンジン装置
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
高田 守
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-032017
公開番号(公開出願番号):特開平6-249132
出願日: 1993年02月22日
公開日(公表日): 1994年09月06日
要約:
【要約】【目的】 この発明の目的は、高精度、高安定な推力を発生することができ、かつ、イオンエンジン装置に可動部を設けることなく、推力の大きさと方向を自由に変えることができる人工衛星等の宇宙機搭載用のイオンエンジン装置を提供することにある。【構成】 上記の目的を達成するために、本イオンエンジン装置には、一定のキャント角をなす2つのスラスタ部を設け、イオンエンジン制御部の信号に応じて2つのスラスタ部にフィードバック制御により推力を発生させ、合成推力をえるという構成としている。【効果】 イオンエンジン制御部により所望する推力の大きさと方向に対して、ベクトル分解した推力を一定のキャント角をなす2つのスラスタ部に推力信号を供給することにより、イオンエンジン装置に可動部を設けることなく高精度、高安定な推力を発生させ、かつ、推力の大きさと方向を自由に変えることができるという効果がある。
請求項(抜粋):
推力を発生する機能をもつスラスタ、上記スラスタへの推進剤流量を制御する機能をもつ流量調整器、推進剤を貯蔵・供給する機能をもつ推進剤貯蔵供給器、上記のスラスタ、流量調整器、推進剤貯蔵供給器へ電力を供給する機能をもつ電源装置、およびスラスタの推力を制御するスラスタ制御器から構成されるスラスタ部を一定のキャント角で2つ備えるとともに、その2つのスラスタ部の推力を、テレメトリ・コマンド信号とのインタフェース機能をもつイオンエンジン制御部で制御するイオンエンジン装置において、上記各構成要素の動作状態を示す信号を用いて電源出力および推進剤流量を制御し、かつ、上記2つのスラスタ部の推力に比例する電源装置の電流値にフィードバックを行い、2つのスラスタ部の合成推力の大きさと方向を制御できるようにしたことを特徴とするイオンエンジン装置。
IPC (2件):
前のページに戻る