特許
J-GLOBAL ID:200903091589251440
セメント製造の際の原材料を利用するための方法およびそのためのプラント
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
江崎 光史 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-024124
公開番号(公開出願番号):特開平8-253350
出願日: 1996年02月09日
公開日(公表日): 1996年10月01日
要約:
【要約】【課題】 ミュラー-キューネ方法によりセメントおよび硫酸を製造するための方法およびプラントを提供すること【手段】 セメントにとって好ましくない成分を除去するのに必要な調整兼反応物質を含んでいる残余材料を含んでいる原材料粉成分と燃料成分とを別個に貯蔵し、調整し、調合割合により、試料採取と試料評価とを経て監視する、燃料として液状でおよび固体で使用される残余材料を別々にロータリキルンにまで搬送し、次いで火炎の助けにより焼成する、煙道ガスを炉頭部と煙道ガス流出室とを密閉して冷却ガスの供給により急激に冷却する。砕解装置2の手前に分別サイロ4,5、個別タンク6とサイロ7、バーナー管20の供給導管44,45,46が設けられている
請求項(抜粋):
【請求項01】 いわゆるミュラー-キューネ方法によりセメントおよび硫酸を製造する際に、残余材料を原材料粉と共にロータリキルンに調整された形で装填し、同様に部分的に残余材料から成り、化学的に活性な炭素の助力の下に700°C以上の温度で硫酸カルシウムと共に分解し、その際CaO を1,200°C以上の温度でSiO2,Al2O3およびFe2O3 の存在下にセメントに焼成し、So2 含有煙道ガスから塵埃を除去し、洗浄し、空気と混合し、So2 とH2SO2 に変換して行う、残余材料を組合せて利用するための方法において、セメントにとって好ましくない成分を除去するのに必要な調整兼反応物質を含んでいる使用される残余材料を含めて原材料粉成分と燃料成分とを別個に貯蔵し、調整し、次いで所定の調合割合に従って、かつ試料採取と試料評価とにより監視すること、燃料として液状でおよび固体で使用される残余材料を別々にロータリキルンにまで搬送し、次いで火炎の助けにより焼成すること、および煙道ガスを炉頂部と煙道ガス流出室とを密閉して冷却ガスの供給により急激に冷却することを特徴とする方法。【請求項02】 20〜100%の原材料粉内の無水石膏の割合を残余材料と置換えることを特徴とする請求項1に記載の方法。【請求項03】 湿潤したおよび/または粗大な塊のおよび/または炭化水素で不純化されている鉱物質の装填材料を、貯蔵以前に必要なだけ砕解し、乾燥し、そして場合によっては熱分解し、粉砕することを特徴とする請求項1に記載の方法。【請求項04】 炭素の吹込みおよび/または炭化水素或いは類似物で含浸した鋸切削粉の吹込みおよび/または硫酸の吹込みを、液状燃料のためのランスにより周囲を囲繞するように形成される燃料ジャケットを同時に形成しながら行い、その際炭素成分を特に全部炭化水素および/または他の液状残余材料で置換えることを特徴とする請求項1に記載の方法。【請求項05】 塩化アルカリおよび硫化アルカリで富化された塵埃を常磁性の効果を利用して別個に処理することにより金属類、アルカリ類および中性鉱物質の物質に分別し、アルカリ類と金属類とを排出させてロータリキルンに戻すことを特徴とする請求項1に記載の方法。【請求項06】 予め液状化し、均質化した原材料をロータリキルンに装填する以前に圧縮体に成形することを特徴とする請求項1に記載の方法。【請求項07】 原材料粉成分のための砕解装置(2)、サイロ(7)、乾燥ドラム(9)、最終砕解装置(16)、原材料粉サイロ(15)、ロータリキルン(18)、バーナー管(20)、クリンカ搬出口(21)およびセメント処理部(22)とを備えたバーナー(19)、煙道ガス流出室(24)、除塵装置(25)、煙道ガス洗浄装置(27)およびH2SO2 -製造部(28)とを備えた、いわゆるミュラー-キューネ方法によりセメントおよび硫酸を製造するためのプラントにおいて、原材料粉成分と調整兼反応物質のための砕解装置(2)の手前に分別サイロ(4,5)が設けられていること、および種々異なる燃料成分のために個別タンク(6)とサイロ(7)が設けられており、これらが制御される流出口を備えていること、バーナー管(20)の液体状、気体状および固形の燃料成分のための供給導管(44,45,46)が洗浄管路により囲繞されており、この場合上記の供給導管が固形燃料管路(51)の下方を走っていてかつロータリキルン(18)に突出していること、原材料粉搬入部(23)と煙道ガス流出室(24)の塵埃搬出部(113)とが封隙システム(114,115)を備えていること、および煙道ガス流出室(24)の後方の煙道ガス流中に噴射冷却器(120)が設けられていることを特徴とするプラント。【請求項08】 供給導管(44,45,46)がジャケット管(52)を有しており、このジャケット管内に媒体管(53)、送風空気管(54)および/または媒体噴霧管(55)が互いに平行に指向して設けられていることを特徴とす請求項8に記載のプラント。【請求項09】 酸タール導管(44)、廃油導管、酸素導管、溶剤導管(45)、廃酸管(46)或いはビスコース油導管として働く導管のジャケット管(52)がバーナーノズル(57)に開口するように形成されており、この場合送風空気管(54)および/または媒体噴霧管(55)が中央の媒体管出口(58)を囲繞している流出管路(59)が開口しており、この流出管路が螺旋体(60)とインジェクタキャップ(61)の壁部によって形成されており、傾斜して媒体管(53)の中央線方向で突出するように設けられていることを特徴とする請求項7或いは8に記載のプラント。【請求項10】 除塵装置(25)に所属しているE-フイルタ(69)の手前に熱交換器或いは廃熱ボイラー(68)が設けられており、この廃熱ボイラーにE-フイルタ(69)と送風冷却器(120)に通じる導管内に送風機(72)が設けられていることを特徴とする請求項7に記載のプラント。【請求項11】 吹出し塔(100)の出口(101)が3段階の攪拌ボイラーカスケード、および金属類の別個の分離と回収のための室フイルタプレス或いは特別電解装置と結合されていることを特徴とする請求項7に記載のプラント。
IPC (3件):
C04B 7/36 ZAB
, C04B 7/04 ZAB
, C04B 7/43 ZAB
FI (3件):
C04B 7/36 ZAB
, C04B 7/04 ZAB
, C04B 7/43 ZAB
引用特許:
審査官引用 (10件)
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特開昭63-021243
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特開昭59-003007
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特開昭58-156186
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セメントクリンカの色の調整方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願平6-126238
出願人:三菱マテリアル株式会社
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特開昭63-236739
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特開昭56-017960
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特開平1-179745
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特開昭61-132552
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特開平4-077337
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特開昭62-266116
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