特許
J-GLOBAL ID:200903091625828067

データベース排他制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-121575
公開番号(公開出願番号):特開平6-332780
出願日: 1993年05月24日
公開日(公表日): 1994年12月02日
要約:
【要約】【目的】 同一データに対して複数のトランザクションから占有要求があった場合も、トランザクションの先行/後行に関係無く、業務上最も優先すべきトランザクションで該データの占有が行えるようにする。【構成】 あるデータの占有要求時、該データのロック制御フラグ41を検査し(ステップ81)、別のロングトランザクション識別子が設定されているかどうか調べる(ステップ82)。設定されていなければ、ロック制御フラグ41に当該ロングトランザクション識別子を設定する(ステップ88)。設定されていれば、まず先行のロングトランザクションのトランザクション識別子を得、トランザクション管理表から、先行のロングトランザクションに対応する利用者識別子を得、先行ロングトランザクションの利用者と占有の優先権について調整する(ステップ83〜86)。
請求項(抜粋):
管理対象データ毎にマスタ/ローカルを問わずデータベース内で唯一の識別子であるデータ識別子の発番手段を有し、該データ識別子によりデータベース内の各データの管理を行うデータベース管理システムであって、マスタデータベースからデータ集合の一部を複写して一時的にローカルデータベースを作成し、該ローカルデータベース上でデータの更新を行った後、該更新データに基づき前記マスタデータベースのデータを更新するサイクルであるロングトランザクションをとる分散型データベース管理システムにおいて、利用者が更新対象データを特定する条件式とともにロングトランザクションの開始要求を行なうと、該ロングトランザクションの識別子を払い出すとともに、該ロングトランザクション識別子を該利用者の利用者識別子とともトランザクション管理表に記憶し、与えられた更新対象データを特定する条件式により前記マスタデータベースを検索して、検索された各データの、該データを占有しているロングトランザクションの識別子であるロック制御フラグにより、それぞれの占有状況をチェックし、該データがどのロングトランザクションからも占有されていない場合、該データのロック制御フラグに該ロングトランザクションの識別子を設定して該データを占有し、該データが他の先行ロングトランザクションにより占有されている場合は、該データのロック制御フラグに記録されたロングトランザクション識別子と前記トランザクション管理表から先行ロングトランザクションの利用者である先行利用者を特定し、該先行利用者と当該利用者の間でお互いのロングトランザクションのどちらで該データを占有すべきかを調整し、先行ロングトランザクションに占有権が在るとした場合は、該データを当該ロングトランザクションでの更新対象データから除き、当該ロングトランザクション、すなわち後行ロングトランザクションに占有権が在るとした場合、前記マスタデータベース上の該データのロック制御フラグに後行ロングトランザクションの識別子を設定して占有権を先行ロングトランザクションから後行ロングトランザクションに変更し、ロングトランザクション実行中に、当該ロングトランザクションで占有しているマスタデータベース上のデータを、当該ロングトランザクションで占有する必要が無くなった場合は、該データのロック状態フラグから当該ロングトランザクションの識別子を削除して該データの占有を解除し、当該ロングトランザクションで占有していない前記マスタデータベース上のデータを、当該ロングトランザクションで新たに占有する必要が生じた場合は、該データのロック状態フラグをチェックし、占有されていなければ該データを占有し、占有されていれば先行ロングトランザクション利用者と調整して、先行ロングトランザクションに占有権が在ると判断したら該データを更新対象から除外し、当該ロングトランザクションに占有権があると判断したら、該データの占有権を当該ロングトランザクション側に変更し、ロングトランザクションを終了する場合は、当該ロングトランザクションで占有したマスタデータベース上のすべてのデータのロック制御フラグから当該ロングトランザクションの識別子を削除して占有を解除する、データベース排他制御方法。
IPC (2件):
G06F 12/00 535 ,  G06F 12/00 518
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭62-226236

前のページに戻る