特許
J-GLOBAL ID:200903091640894394
周波数感応型緩衝器
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
平田 義則 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-149015
公開番号(公開出願番号):特開平8-014307
出願日: 1994年06月30日
公開日(公表日): 1996年01月16日
要約:
【要約】【目的】 低減衰力特性を伸側と圧側で独立して設定でき、部品点数の削減と構造の簡略化が可能で、コストを低減できる周波数感応型緩衝器の提供。【構成】 伸・圧低減衰バルブが、外周側をスタッド22とカラー25との間に挟持されていて中間部には圧側オリフィス孔26aを有する伸側オリフィスプレート26と、伸側オリフィスプレート26の内周側上面に重ねることで圧側オリフィス孔26aを塞いだ状態で設けられる両効きディスクプレート24とで構成され、スタッド22の対向面には、その内周側に両効きディスクプレート24の内周側上面が当接する伸側シート面22eと両効きディスクプレート24の外周側の撓みを所定の範囲で許容する環状溝22dが設けられ、カラー25の対向面には両効きディスクプレート24および伸側オリフィスプレート26の内周側の撓みを所定の範囲で許容する環状段部25cが形成されている。
請求項(抜粋):
シリンダ内を上部室と下部室に画成するピストンがピストンロッドの先端に固定され、該ピストンには伸行程時に開弁して両流体室間を連通可能な伸側高減衰バルブおよび圧行程時に開弁して両流体室間を連通可能な圧側高減衰バルブが設けられ、前記ピストンの下部に設けられた筒状ケース内には前記両高減衰バルブをバイパスして両流体室間を連通可能なバイパス流路の一部を構成する中空部が形成され、該中空部内には、両流体室間の流体圧差および周波数に感応してハウジング内を摺動して前記バイパス流路の断面積を変更するスプールを含む周波数感応部材と、伸行程時に開弁して両流体室間を連通可能な伸側低減衰バルブおよび圧行程時に開弁して両流体室間を連通可能な圧側低減衰バルブがそれぞれ設けられたバルブボディを含む低減衰力発生部材とが直列に組み込まれた周波数感応型緩衝器であって、前記バルブボディが、軸方向に対向すると共に軸心部には下部室側に連通していて前記周波数感応部材に下部室側の流体圧を伝達するための軸心孔を有する上側環状部材と下側環状部材とで構成され、上側環状部材の対向面には、外周側に挟持用環状突起が形成され、内周側には挟持用環状突起より低い環状シート面が形成され、環状突起と環状シート面との間には環状シート面よりさらに低い環状溝が形成され、上側環状部材の外周部には環状溝と前記バイパス流路との間を連通する軸方向切欠き部が形成され、下側環状部材の対向面には、外周側に挟持用環状突起が形成され、内周側には挟持用環状突起より低い環状段部が形成され、前記伸側低減衰バルブおよび圧側低減衰バルブが、外周側を上側環状部材と下側環状部材の両挟持用環状突起間に挟持固定されていて半径方向略中間部には軸方向に貫通する貫通孔を有する環状の大径ディスクプレートと、該大径ディスクプレートの内周側上面に重ねることで貫通孔を塞いだ状態で設けられると共に内周側上面が環状シート面に当接する環状の小径ディスクプレートとで構成されていることを特徴とする周波数感応型緩衝器。
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