特許
J-GLOBAL ID:200903091742632866

マイクロチップ電気泳動装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野口 繁雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-065397
公開番号(公開出願番号):特開平10-246721
出願日: 1997年03月03日
公開日(公表日): 1998年09月14日
要約:
【要約】【課題】 コンパクトにまとめ、自動的に処理できるようにする。【解決手段】 マイクロチップ10をトレイ40に設置し、装置の運転をスタートさせると、送液位置Cに移動して泳動液が充填される。泳動液が正常に充填されると、次ぎに試料が注入される。その後、トレイ40は検出点Bをゆっくり横切り、そのときの検出器の信号がトレイ40の駆動機構にフィードバックされ、マイクロチップ10が検出位置Bに位置決めされる。サンプルリザーバSとサンプル廃液リザーバWの間に電圧試料導入用電圧が印加され、次いでバッファーリザーバBとドレインリザーバDの間に電気泳動分離用電圧の印加に切り換えられて分析が開始される。分析が始まると、検出器は分離用流路の泳動パターンを検出していき、その検出パターンは信号処理ボード50でデータ処理される。
請求項(抜粋):
一対の透明板状部材を備え、少なくとも一方の板状部材の表面に液が流れる溝が形成され、他方の板状部材にはその溝の両端に対応する位置に貫通穴が設けられ、これら板状部材が前記溝を内側にして張り合わされてその溝により互いに交差する分離流路と試料導入流路が形成されているマイクロチップを用い、分離流路と試料導入流路に泳動液を満たし、試料導入流路から分離流路に試料を導入し、分離流路の両端間に泳動電圧を印加して試料を分離流路で電気泳動分離させるマイクロチップ電気泳動装置において、電気泳動分離された試料を光学的に検出する検出器と、前記マイクロチップをトレイに載せて水平面内で移動させる移動機構と、前記貫通孔から泳動液を注入する泳動液注入機構と、前記試料導入流路の端に位置する前記貫通孔の試料注入孔から試料を注入する試料注入機構と、試料導入流路から分離流路に試料を導入するための試料導入用電圧及び試料の電気泳動分離のための分離用電圧を切り換えて印加する電源装置と、前記マイクロチップを泳動液注入機構による泳動液注入位置、前記試料注入機構による試料注入位置、及び前記検出器による検出位置にそれぞれ位置決めするように前記移動機構によるマイクロチップの移動の制御、前記泳動液注入機構及び前記試料注入機構の動作の制御、並びに前記電源装置による電圧印加の制御を自動的に行なう制御部としてのCPUボードとを備え、かつ、これらの全てが1つのケース内に一体収納されていることを特徴とするマイクロチップ電気泳動装置。
FI (2件):
G01N 27/26 331 E ,  G01N 27/26 331 G

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