特許
J-GLOBAL ID:200903091777862937

廃棄物の処理場

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川成 靖夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-122356
公開番号(公開出願番号):特開平9-285772
出願日: 1996年04月19日
公開日(公表日): 1997年11月04日
要約:
【要約】【課題】 廃棄物の処理場には、一般的に地下及び地下水へ悪影響が出ないように塩化ビニール、ゴム、ポリエチレンなどの遮水シートが敷設され、側壁の保護や底部の遮水シートの保護には大量の土砂を敷いている。しかし、これでは捨て場面積が大幅に減少してしまうなどの問題がある。【解決手段】 地面に逆角錐台状の処理場用くぼみ部を形成する。処理場用くぼみ部における底面、前後の壁面、左右の壁面の上面に、遮水シートを敷設する。遮水シートにおける前後の壁面、左右の壁面の上面に、遮水シート保護マットなどを並列状態で面ファスナーを利用しながら隙間のないように連結して張設する。底面の上面に土砂を敷き詰める。この場合、一定の強度条件を満たす遮水シート保護マットを使用する。
請求項(抜粋):
下記の処理場用くぼみ部(2)と、遮水シート(3)と、遮水シート保護マット(4)と、土砂(5)から構成されていることを特徴とする廃棄物の処理場。A.処理場用くぼみ部(2)は、底面(2A)と、この底面の前後に連設された前後の壁面(2B,2C)と左右に連設された左右の壁面(2D,2E)とから構成されていると共に、処理場用くぼみ部(2)の外周には土盛された縁部(2F)が形成されている。B.遮水シート(3)は、塩化ビニール、ポリエチレン、カーボン、ゴムなどのシートで構成され、処理場用くぼみ部(2)における底面(2A)、前後の壁面(2B,2C)、左右の壁面(2D,2E)の上面に敷設されている。C.遮水シート保護マット(4)は、処理場用くぼみ部(2)の内面に敷設された遮水シート(3)における前後の壁面、左右の壁面の上面に、当該遮水シート保護マット(4)の上端が処理場用くぼみ部(2)の縁部(2F)を覆い、下端が処理場用くぼみ部(2)の底面(2A)に達する状態で並列状態で面ファスナーの一方(4B)と他方(4C)を利用しながら隙間のないように連結して張設されている。D.遮水シート保護マット(4)の強度的条件は15mmの規格値で、密度が0.2g/cm3 以上、引張強度が20.0kgf/cm2 以上、圧縮率が4.4%以下、耐薬品性が95.0%以上、伸び率が180.0%以上、耐貫通性が350kgf以上で、また、面ファスナーの一方(4B)と他方(4C)の強度的条件は規格値で、引張剪断強さは、たて4.0kgf/cm2 以上,よこ4.5kgf/cm2 以上、母材引張強さについては、フックが群設された一方面ファスナーの場合は、たて19.0kgf/cm2 以上,よこ55.0kgf/cm2 以上で、ループが群設された他方面ファスナーの場合は、たて17.5kgf/cm2 以上,よこ45.0kgf/cm2 以上である。E.土砂(5)は底面(2A)の上面に所定厚さで敷き詰められている。

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